ドジャースが右腕クリスマット、元有望株スワガティとマイナー契約

ドジャースが28歳の救援右腕ナビル・クリスマット、26歳の元有望株トラビス・スワガティの2選手とマイナー契約を結んでいたことが明らかになった。MLB公式サイトによると、スワガティは現地時間12月11日付け、クリスマットは同12日付けでマイナー契約を結んでいる。両選手とも現在はマイナーAAA級オクラホマに配属されており、来春のスプリング・トレーニングではマイナー契約の招待選手という立場から開幕ロースター入りを目指すことになりそうだ。

クリスマットはパドレスでブルペンの一角を担った実績のある右腕。2020年にカージナルスでメジャーデビューし、同年オフにパドレスへ移籍すると、2021年は45試合に登板して防御率3.76、2022年は自己最多の50試合に登板して防御率2.94をマークした。今年はコロンビア代表の一員としてワールド・ベースボール・クラシックに出場したが、シーズン開幕早々に股関節を痛めて故障者リスト入り。7試合に登板して防御率9.82に終わると、6月下旬に解雇され、ダイヤモンドバックスへ移籍して1試合だけ登板した。

スワガティは2018年ドラフト1巡目(全体10位)指名でパイレーツに入団した元有望株の外野手。2022年にメジャーデビューして5試合だけ出場したが、今季は故障もあってメジャーでの出場機会を得られず、7月中旬に解雇されてホワイトソックスへ移った。ホワイトソックスでもメジャーでの出場機会はなく、今季マイナーでは22試合で打率.195、1本塁打、OPS.683と低迷。プロ入り後、マイナーも含めて目立った実績を残せておらず、育成力に定評のあるドジャースによる「改造」の成果に注目が集まりそうだ。

クリスマットはメジャーでの実績もあるだけに、オープン戦で結果を残すことができれば、ブルペンの一員として開幕ロースターに名を連ねる可能性は十分にあるだろう。一方、スワガティはまずマイナーでの結果が求められる。ポテンシャルを開花させることができれば、どこかのタイミングでメジャーに呼ばれる可能性もありそうだ。

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