鬼ごっこを競技にした「チェイスタグ」の全国初の小学生大会が16日、サンガスタジアム京セラ(京都府亀岡市亀岡駅北1丁目)であった。「逃げ切れば勝ち」というシンプルなルールで、参加者はコート内の障害物を巧みに使って駆け回り、白熱した勝負を繰り広げた。
英国生まれのチェイスタグは、さまざまな障害物が置かれた一辺8メートルの正方形のコートで行う。逃げる「イベイダー」が、鬼の「チェイサー」から20秒間逃げ切れたらポイントが入る。
大会は3、4人のチーム対抗で、関西を中心に9歳以下の部に5チーム、12歳以下の部に8チームが出場した。選手は障害物を乗り越えたりくぐったりして、フェイントを仕かけて相手を惑わす場面もあった。
12歳以下の部では、大阪市港区のパルクール(障害物を跳び越えていく体操の新種目)スクールの生徒でつくる「トレーサー!」が優勝。参加した男子児童=大阪府柏原市=は「障害物があって逃げやすかったが、逆に鬼の時は邪魔になって捕まえにくかった。力を合わせて優勝できてめっちゃうれしい」と笑顔だった。
スポーツチャンネル配信の「GAORA」が主催し、国際競技団体が全面協力した。