菊池風磨主演「ゼイチョー」徴税第三係メンバー全員そろってクランクアップ!

菊池風磨が主演を務める、日本テレビ系連続ドラマ「ゼイチョー ~『払えない』にはワケがある~」(土曜午後10:00)の12月23日放送・最終回を前に、みゆきの市役所・徴税第三係の徴税吏員・饗庭蒼一郎に扮(ふん)した菊池をはじめ、徴税第三係メンバーを演じた山田杏奈白洲迅松田元太鈴木もぐら猪塚健太光石研が、同時にクランクアップを迎えた。

「ゼイチョー ~『払えない』にはワケがある~」は、2016~17年「BE・LOVE」(講談社)で連載された、慎結氏による「ゼイチョー!~納税課第三収納係~」が原作。滞納されている税金を納めてもらう徴税吏員は、税金滞納者の経済状況を把握して自宅を訪問し、時に財産を差し押さえ、税⾦を納めてもらうようにうながす。つまり“税金の取り立て屋”だ。しかし、饗庭の本当の職務はただ税金を取り立てることではなく、市民の事情に寄り添って、救う方法を模索。そんな徴税吏員の日々をスリリングに、そして、時には泣いて笑ってと、魂を揺さぶるヒューマン・エンターテインメントとして描かれている。

最終シーンを撮り終え、「オールアップでーす!」の声がかかると、一同から大きな拍手と歓声が沸き起こり、出演者に花束が手渡された。

饗庭役を演じ切った菊池は「皆さん4カ月弱、本当にお疲れさまでした。こんな未熟者で主演、座長が務まるのかと思いましたが、皆さまに支えられて、なんとか終えることができました。皆さんとお仕事できたことは、僕にとってすごく心の支えとなりました。この心の支えを糧にこれからも頑張っていきます。本当にありがとうございました!」と感慨深い表情で思いを伝え、スタッフ・キャストから大きな拍手が送られた。

百目鬼華子役・山田は「皆さん本当にありがとうございました。温かくてタフで面白いスタッフの皆さんと、そして第三係のみんなと一緒に撮影できて本当に楽しかったです。華子と一緒に私自身としても成長できた作品になったと思います。またご一緒できるように頑張ります。ありがとうございました!」とあいさつ。

浜村宰役・白洲迅は「本当に平和で楽しくて、この現場が大好きでした。今回、女装から始まり、いろいろな格好をさせてもらい、僕が『ゼイチョー』仮装大賞だと思っていたのですが、(最終話の)クリスマスのシーンの、ほかの出演者の方の衣装に、完全に嫉妬心でいっぱいです。まだまだだなと。これからも精進します。本当にありがとうございました!」と、最終話での各出演者の衣装が楽しみになるコメント。

増野環役・松田元太は「皆さんお世話になりました。たくさんのスタッフさん、監督さんをはじめ、たくさんの大人の方々に支えていただき、そして僕の大先輩である風磨くんや、お兄さん方にいろいろたくさん勉強させていただいて、楽しく現場にいることができました。一生の思い出ができました。では、皆さんでTJ(Travis Japan)ポーズをお願いします。せーのTJ! ありがとうございました!」と、自身が所属するグループでのポーズをおねだりし、現場を一気に盛り上げた。

加茂原健介役・鈴木は「こうやって長い間ドラマに参加させていただくことが初めてで、みんなでオールアップを迎えるのも初めての経験なので、(菊池風磨「初めてで最後だしねぇ(笑)」)えぇ、最後ですし、いえいえ! これを最後にしたくないんで、監督、助監督!共にこれからの未来を作りましょう! ありがとうございました!」と、菊池との息もぴったりの掛け合いを見せ、一同笑いに包まれた。

鷺沼宏樹役・猪塚は「皆さんお疲れさまでした。本当に楽しかったです。なんか、“第三係ロス”が来る予感がしています。風磨くんのアグレッシブなお芝居を筆頭に、スタッフの皆さまも本当に楽しい現場の雰囲気を作ってくださって、すてきな現場に参加できてうれしかったです。鷺沼としても最終回まで第三係にいられて本当によかったです。皆さんありがとうございました!」と、劇中で第三係に裏切り行為があったことを交えたコメントで、さらに笑いが起こった。

橘勝役・光石は「季節の変わり目にスタッフの皆さまご苦労さまでした。この若いお仲間に入れていただき本当に感謝しております。来年はさらに頑張りたいと思いますので、どうぞこれからもよろしくお願いします。お疲れさまでした!」と感謝の言葉を述べた。

最終回。みゆきの市を牛耳る巨大企業による莫大な額の不正を暴くことができるのか。「公務員、なめないでくださいね」――饗庭たち第三係が巨悪に立ち向かう最終決戦を迎える。

「奥林のためにも、父の不正をただす。だからみゆきの市に来たんだ」…饗庭と華子の前で、相楽義実(本郷奏多)は自身が副市長になった本当の理由を打ち明けた。すべては「徴税禁止リスト」の作成を裏で操り、特定の企業や関係者に納税を逃れさせていた黒幕である相楽グルーブの会長で、父・相楽耕史郎(板尾創路)の悪行を暴くため。そして、その不正に無理矢理関与させられていた財務省時代の同期で友人である奥林礼二(結木滉星)の無念を晴らすためだ。3年前、奥林はなぜ屋上から身を投げなければならなかったのか? あの時、相楽と奥林は何を話していたのか。相楽の口からすべてが語られる。

ついに「徴税禁止リスト」の真相にたどり着いた饗庭たち第三係。リストによって納税の義務を不正に逃れている相楽グループの推定滞納額は、法人住民税や固定資産税など5年分で約45億円。その莫大な額におよぶ不正の証拠をつかむため、饗庭たちは徴税吏員に与えられた“切り札”を使って、巨大企業・相楽ホールディングスの捜索に動き出す。しかしその頃、息子の裏切りに気付いた耕史郎は、市長の米田保(佐戸井けん太)、財務部長・浦部明憲(川瀬陽太)と結託して、すでに先手を打っていた。

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