水上恒司 数日間で計13回の舞台あいさつラッシュ…観客との“印象的な”交流エピソードとは

12月19日(火)に映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の舞台大ヒット御礼舞台あいさつが都内で行われ、主演の福原遥・水上恒司と原作者の汐見夏衛が登壇。イベントでは、各所で行われた舞台あいさつでのエピソードが語られたほか、水上の真面目な立ち振る舞いが垣間見えた。

冒頭のあいさつで水上は「つい先程の名古屋での舞台あいさつで、高校生の女の子で“平和を広めるための研究をしている”という子がいて。“平和を広めるためにはどうしたらいいですか?”という質問をいただいて… 僕たちが願っている“戦争を風化させていかないためにこの作品を届けたい”という思いが少しでも届いているのかなという実感があったばかりです」と同日に行われた名古屋での舞台あいさつを振り返りながら思いを語り、「(公開から)1週間が経ってこんなにたくさんの方々に来ていただくっていうのは、驚きというかありがたいという気持ちでいっぱいです」と感謝の気持ちを述べた。

先週末からこの日までは怒涛(どとう)の舞台あいさつラッシュだったようで、福岡・大阪・名古屋・東京と合計13回もの舞台あいさつをこなした水上は「若い方々、高校生や中学生、中にはギャルみたいな女の子もいましたし、ギャル男もいました。なんかそういう方々にも“見たいな”って思わせられた、そして見て、いろんな感想を持たせることができたっていうのが大変うれしかったです」と各所での観客との交流を振り返った。

中でも印象的なエピソードを聞かれると、水上は「僕が行っていた博多駅内の映画館と、キャナルシティーっていう商業施設の中の映画館に行かせていただいたんですけど、どちらともティーチイン(質疑応答)の時に、(通常は座ったままだが)お立ちになって“私の思いはこんな感じです!質問は…”みたいな」と地元・福岡の観客がかなり積極的だったことを熱弁。水上は「さすが福岡だな!と思って。俺のふるさと、好き!」と思いをはせた。

そんな水上は、先日都内で行われた完成披露舞台あいさつや、初日舞台あいさつで、今作のテーマである“戦争”について「人類の戦争史上で加害者と被害者がはっきり分かれていることはほとんどないです」と発言するなど、度々真面目な一面を見せていたのだが、今回のイベントでは降壇(こうだん)する際に、記者の方にわざわざ体を向け「ありがとうございました」と律儀に一礼。マイクを通していなかったにもかかわらずはっきりと声が聞こえるほどの声量で、感謝の念を述べていた。

映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」は大ヒット公開中。

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