インボイス特例、積極利用を 国税庁、来年の確定申告で

 国税庁は21日、来年2月から始まる2023年分の確定申告の概要を発表した。今年10月から導入されたインボイス(適格請求書)制度で新たに課税事業者に転換した人に向けて、税負担が軽減される特例や、自宅から申告できる国税電子申告・納税システム(e―Tax)の積極的な利用を呼びかけた。

 インボイスの発行事業者として税務署に登録すると、消費税の申告義務が発生する。23年分の確定申告では売り上げにかかる消費税の2割を納めれば済む特例があり、国税庁のホームページで税額を自動で計算するシステムを設ける。

 23年分の所得税の確定申告期間は24年2月16日から3月15日。

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