「第74回NHK紅白歌合戦」堺雅人、寺島しのぶ、バカリズム、吉高由里子ら8人のゲスト審査員が決定

NHKで12月31日に放送される「第74回NHK紅白歌合戦」(午後7:20)で、北口榛花選手、国枝慎吾氏、堺雅人、俵万智氏、寺島しのぶ、寺田宜弘氏、バカリズム吉高由里子の8人がゲスト審査員を務めることが発表された。

「ボーダレス 超えてつながる大みそか」をテーマに掲げる「第74回NHK紅白歌合戦」。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサーの4人が担当する。

陸上やり投げの北口選手は、今年8月に行われたブダペストの世界選手権大会で、日本の陸上女子フィールド種目でオリンピック・世界選手権を通して史上初となる金メダルを獲得。2024年パリオリンピック日本代表選手に内定している。元プロ車いすテニスの国枝氏は、今年1月に世界ランキング1位のまま引退。07年に、車いすテニス史上初となる「年間グランドスラム」を達成して以降、四大大会とパラリンピックを制覇する“生涯ゴールデンスラム”を成し遂げるなど、輝かしい功績を残してきた。

今年主演を務めたTBS系連続ドラマ「VIVANT」が大きな話題となった俳優の堺雅人は、15年以来2度目となる「NHK紅白歌合戦」のゲスト審査員としての出演となる。歌集「サラダ記念日」で広く知られる歌人の俵氏は、優れた短歌の創作と、現代短歌の魅力を伝えすそ野を広げた功績により、今年、紫綬褒章を受章。ゲスト審査員としての出演は、1987年の第38回、98年の第49回に続いて3回目となる。

今年の大河ドラマ「どうする家康」(NHK総合ほか)では語りを務めた俳優の寺島は、第61回以来となる2回目のゲスト審査員。ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)芸術監督の寺田氏は、95年「キエフ・バレエ」に入団、ソリストとして活躍。22年12月にはウクライナ国立歌劇場のバレエ芸術監督に就任し、今年、ニューズウィーク日本版の「世界が尊敬する日本人100」に選出された。

芸人や脚本家としてマルチな活躍を見せるバカリズムは、今年、脚本を手掛けたドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)が、「東京ドラマアウォード」「ATP賞テレビグランプリ」など国内外のさまざまな賞を受賞。そして、俳優の吉高由里子は、来年2024年の大河ドラマ「光る君へ」(24年1月7日スタート NHK総合ほか 日曜午後8:00ほか)では、主人公・紫式部/まひろを演じる。第65回では、紅組司会を務めた経験もある。

なお、「第74回NHK紅白歌合戦」における紅組・白組の勝敗は、「視聴者審査員」、NHKホールの「会場審査員」、「ゲスト審査員」の投票で決定。「視聴者審査員」で投票数が多かった方に1ポイント、「会場審査員」で投票数が多かった方に1ポイント、「ゲスト審査員」で投票数が多かった方に1ポイントと、3ポイントを競い、2ポイント以上のポイントを獲得した組が優勝となる。

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