NHK、職員3人を停職 内部監査資料持ち出す

 NHKは21日、規定に違反して内部監査の資料を持ち出したとして、内部監査室の管理職だった50代の職員2人と60代の職員1人をそれぞれ停職1カ月の懲戒処分にした。内部監査への影響などは現時点では確認していないという。

 NHKによると、3人は内部監査に関する資料を業務外の目的で持ち出しており、同局は「内部監査の信頼性を著しく損ない、責任は重い」と判断した。経緯や動機、時期など詳細については「監査業務に支障を来すため答えられない」としている。

 NHKは「内部監査の資料を私的に持ち出すことは、重大なコンプライアンス違反で厳正に対処した。情報管理の在り方を改めて見直す」とコメントしている。

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