日本と香港の観光客数の差は6倍

日本と香港の相互の観光客数には少なくとも6倍の差がある。12月21日付香港各紙によると、日本政府観光局のデータでは今年1~10月に166万2800人の香港市民が日本を訪れ、香港市場は日本で5番目に大きな観光客の供給源となっている。しかし香港を訪れる日本人観光客は減少傾向にあり、1~10月に香港を訪れた人はわずか25万人にとどまり、「日本の新年の海外旅行先トップ10」からも香港は外れた。在香港日本国総領事の岡田健一氏は20日、公邸でのメディアとの昼食会で、日本人の香港訪問の減少は香港の物価が非常に高いことだけではなく、 2019年の社会事件の後、香港に関するヨーロッパ、アメリカ、日本のメディア報道が日本人の香港に対する印象に影響を与えたことを指摘した。

出入境の再開以来、香港市民の「日本旅行熱」が高まり、観光客が日本に押し寄せ、今年最初10カ月間だけで166万2800人が日本を訪れたものの、ピーク時に比べればまだ9.7%減となっている。ただし夏休みなど繁忙期の訪日客は新型コロナ流行前のレベルを回復し、10月だけで17万9000人以上の香港観光客が訪れ、2019年の同時期の約18万人との差はわずか0.7% 。香港はまた、韓国、台湾、中国本土、米国に次いで日本への第5位の観光客の供給源でもある。日本政府観光局のオンライン調査によると、香港市民の最大26%が「渡航正常化」後に日本を3回以上訪問すると回答し、27%が日本を2回訪問した。また日本は香港市民の間で最も人気のある場所であり、海外旅行の目的地としてはナンバーワンであることも明らかになった。

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