最低賃金の目標1600円 連合発表「35年までに」

 連合は21日、都道府県ごとに定める地域別最低賃金を全国一律で、2035年までに時給1600~1900円へと引き上げる中期目標を発表した。07年以降、時給千円としてきた目標額を改め、非正規雇用労働者と正社員との格差是正を進めたいとしている。

 厚生労働省によると、最低賃金の23年度の全国平均は時給1004円だった。連合は、正社員の賃金中央値を時給換算した金額の4割ほどに過ぎないと分析し、新目標によって6割にすることを目指す。

 最低賃金は毎年夏ごろ、連合などの労働組合や経済団体の代表者が参加する国の審議会が目安を示し、都道府県ごとに決定する。

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