大和市議会、消防職員の定数引き上げ可決 救急体制強化へ22年ぶり増員、2024年度から

大和市消防本部で開かれたAED操作の体験学習=10月、大和市内

 神奈川県大和市議会は21日、本会議を開き、消防職員増員に向けた職員定数引き上げの条例改正案を全会一致で可決した。増員は22年ぶりとなり、2024年度から3年間で計31人を採用する計画。

 提案は救急出場の増加傾向を背景に、救急隊を2隊増やすことが目的。広域連携推進の一環として大和、海老名、座間、綾瀬の4市による消防通信指令業務の共同運用を26年10月に始めることが合意され、3市に比べて劣っている救急体制を強化する。

 市によると、今回の増員で人件費は約2億6千万円の増加が見込まれる。

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