【2024年度殿堂入り候補選手➀】有資格1年目の大本命「元祖ひざつき弾」のベルトレイ

オフシーズン最後のイベント、殿堂入り選手の投票期限が迫っている。殿堂入り有資格1年目の大本命が、通算3166安打、477本塁打、ゴールドグラブ賞5度という輝かしい実績を誇る名三塁手エイドリアン・ベルトレイだ。史上59人目の「一発当選」となるだろうか。

2024年度のアメリカ野球殿堂入りの記者投票の対象となる候補選手は26人。うち12人が初登場で、そのなかで大本命とみられているのがエイドリアン・ベルトレイだ。

ドジャース、マリナーズ、レンジャーズなどで21年間プレーしたベルトレイ。史上8人しかいない3000安打と450本塁打の両方を達成したベルトレイは、勝利への貢献度を示す数値であるWAR(Baseball-Reference版)で通算93.5に達しており、これを上回る三塁手は、ともに殿堂入りを果たしているマイク・シュミットとエディ・マシューズしかいない。

1998年に19歳の若さでメジャーデビューを果たし、2004年には48本塁打でタイトルを獲得した。2012年には打率.321、36本塁打、102打点の好成績を残し、ミゲル・カブレラ、マイク・トラウトに次いでMVP投票で3位に入った。さらに守備でもゴールドグラブ賞を5度受賞し、プラチナグラブ賞にも2度輝いている。

今年のワールド・ベースボール・クラシックで、大谷翔平が阪神との強化試合で放った片ひざをついての本塁打が話題となったが、「ひざつき弾」の元祖と言える豪快なバッティングもベルトレイの魅力の1つだ。

レンジャーズのエイドリアン・ベルトレがまたやった!膝をつきながらの豪快なスイングで今季30号を叩き込む! pic.twitter.com/4aTqIIbvss

— MLB Japan (@MLBJapan) September 14, 2016

殿堂入りとなれば、ドミニカ共和国の出身選手として、フアン・マリシャル、ペドロ・マルティネス、ブラディミール・ゲレーロ、デービッド・オルティスに次いで5人目。さらにはマルティネスとオルティス同様に、有資格の初年度で殿堂入りを果たせるかにも注目が集まっている。記者投票は現地時間12月31日で締め切られ、注目の投票結果は日本時間1月24日の午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で発表される。

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