間もなくクリスマス。サッカー界でもクリスマスシーズンを迎え、お約束の「ダサセーター」が活躍する時期となった。
最近では「ダサニット」とも呼ばれるこのアイテム。イベント自粛のコロナ禍では需要減もあり発売を見送るチームも見られたが、今年は復活傾向にある。
ここでは今季のプレミアリーグから「最強ダサセーター」10着をご紹介しよう。全体的には振り切ったデザインが減ってしまい少し寂しいが、一方でしっかりとダサさを受け継いでいるチームもある。
なお、ここでの「ダサい」は最高の褒め言葉である。
ブレントフォード
蜂がトレードマークでもあるブレントフォード。何種類か発売した今年のダサセーターの一つがこれで「“Bee” Together」にニヤリとする。グレーのスタジアムとメリークリスマスが良い感じにダサい。
ウェストハム・ユナイテッド
ウェストハムはチームカラーを使ったダサセーターが登場した。クラレット(ワインレッド系)とスカイブルーの2色が織り成すデザインにクリスマス感は皆無。一部に使ったゴールドとの色のミスマッチ感もダサくて素晴らしい。
シェフィールド・ユナイテッド
全体的なデザインは前出のウェストハムと同じ。おそらく製造元が一緒なのだろう。ダサセーターのテンプレートと言ったところだろうか。
チームカラーにクリスマスカラーを上手く合わせたデザイン。「鉄の街」の厳ついチームとは思えないダサ可愛いセーターだ。
リヴァプール
遠藤航が所属するリヴァプールは、ちょっとオシャレな雰囲気の一着。チームカラーがベースだが元々グリーンも使っているので、良くも悪くもいつものリヴァプールといった感じだ。来年はもう少し以前のようなダサいデザインを期待したい。
マンチェスター・シティ
アイスブルーを使ったデザインは一見おしゃれなのだが、胸にはしっかりと「Santa」を刻んでダサさを演出。このカラーリングは「Brother」の胸ロゴを付けた80年代や90年代のユニフォームへのオマージュにも見える。
ニューカッスル
デザインはチームカラーを基調に、ホームスタジアム「セント・ジェームズ・パーク」の上空を飛ぶサンタクロースとトナカイ。大人向けの適度なダサさといった感じで、ダサいがオシャレなセーターだ。
ブライトン
三笘薫が所属するブライトンのセーターもウェストハムやシェフィールド・ユナイテッドと同じブランドだろうか。基本的なデザインはよく似ているが、ブライトン独自の味付けが良い感じにダサさを演出している。連なる青いサンタクロースがゆるくて和む。
アーセナル
無敗優勝を成し遂げた伝説のチーム“インヴィンシブルズ(無敵のチーム)”時代のユニフォームがダサセーターに!
当時の胸スポンサーロゴ「O2」をクリスマスリースに改変するセンスが素晴らしい。両袖にも当時のリーグバッジを模したトナカイマークをデザイン。非常に優れたダサセーターだ。
ウォルヴァーハンプトン
ご覧の通りで、サッカーチームのダサセーターはこうあるべきというお手本のようなデザインだ。
数年前まではこのくらい完全に振り切ったデザインが他のチームでも見られたのだが、ウルヴスにはまだ残っていた。来年もこの路線のダサセーターを期待したい。
トッテナム
トッテナムもおしゃれ路線に舵を切らず、ダサセーターの伝統をしっかりと受け継いでくれた!
ソン・フンミンの優しそうな笑顔とサンタクロースのゆるいセーターの組み合わせに、なぜか心が安らぐ。デザインのダサさでいえばウルヴスのほうが上かもしれないが、こちらも実に素晴らしい。
笑撃のダサさ!20-21プレミアリーグ「最高のダサセーター」10選
販売価格は日本円で4,800円。なお、売り上げの20%がクラブの運営する慈善団体へ寄付される。このトッテナムのように、ダサセーターの売り上げの一部を寄付するクラブは他にもある。
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