打倒外ブラ！ 国産中心のラインアップ HS40m/s台前半に推薦したい1Wは？
近年海外ブランドの勢いに押され気味だった国産ブランドから、独自の視点と開発力を結集させたドライバーが多く発売された2023年下半期。人気シリーズを継承しながら、新たなテクノロジーを搭載し、低スピンと高初速を図った性能が目立った。その中で「クラブ試打 三者三様」の出演者3人から高評価を得た一本は何だったのか！？ ご意見番クラブフィッター・筒康博の評価は！？
第3位：TM-X ドライバー（ロイヤルコレクション）4.6点/235.4yd
「ヘッドの弾きが強く、ミスヒットしていても飛んでいる実感が湧くドライバーです。上に高く上がるというよりは、前に強く伸びる中弾道。アスリート系モデルのフィーリングですが、パワーに自信のないHS40m/sそこそこの私でも、ベストに近い飛距離が出る不思議なモデル。深すぎず浅すぎず、短かすぎず長すぎない適度な重心設計でギリギリを攻めているため、私のようにミート率が低いプレーヤーにもマッチしてくれるのだと思います」
第2位：ゼクシオ エックス ドライバー（ダンロップ）4.7点/243.4yd
「キャリーで狙い通りの位置に持っていける安定度の高さを感じます。打ち出していくボールの伸び、飛び姿が理想的で、飛ばせている実感がすごく湧く。フェースに高さがありながら、しっかりシャローバッグにもなっていて、高打ち出し&中弾道をイメージできる形状。『ゼクシオ 13』よりももう少し強弾道を打ちたいけれど、『スリクソン』ではハードすぎてしまう人に、ちゃんとハマる性能に仕上がっているので、同社内でしっかり棲み分けができている気がしました」
第1位：RMX VD/M ドライバー（ヤマハ）4.7点/249.3yd
「最適な球持ち感が得られ、ミスに対する寛容性も高く、ボール初速もかなり出ていて（平均62.2m/s）、うまく当てればもっと飛ばせる期待の湧くドライバーでした。直近の『VD』シリーズはチャレンジングな面が強く、やや紆余曲折した印象でしたが、今作はそんな過去の挑戦やテクノロジーを集結させたようなシリーズに仕上がっています。どんなプレーヤーでも確実に3機種から選べる。中でも『VD/M』は、すごくニュートラルなルックスで、直進性も操作性も高い“ど真ん中”的モデルです」
