横浜の長津田厚生総合病院、閉院へ 看護職員数水増し、報酬1.8億円を不正請求 保険医療機関指定取り消し

来年3月末で閉院することになった長津田厚生総合病院=21日午後、横浜市緑区

 厚生労働省関東信越厚生局は21日、診療報酬約1億8千万円を不正に請求したとして、一般社団法人日本厚生団が運営する「長津田厚生総合病院」(横浜市緑区長津田4丁目)の保険医療機関の指定を来年3月1日付で取り消すと発表した。

 同病院はホームページ(HP)で、来年3月末で閉院すると明らかにした。

 同局神奈川事務所によると、同病院は2014年10月から17年6月にかけて、勤務表の看護職員数を水増しし、入院患者に対して実際よりも高い診療報酬を請求していた。匿名の情報提供を受けた同局が監査したところ、同期間に計6605件、計約1億8151万円の不正請求が判明した。 

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