試合中に昏倒したロッキャーが無事に退院、除細動器を植え込む手術も成功…クラブはいち早く気がついた相手MFに感謝の声明

ロッキャーは試合中に昏倒した[写真:Getty Images]

ルートン・タウンは21日、キャプテンであるDFトム・ロッキャーが無事に退院したことを発表した。
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ロッキャーは16日に行われたプレミアリーグ第17節のボーンマス戦に先発出場したが、1-1のまま迎えた60分にボールと関係ないピッチ中央で昏倒。そのままピッチに倒れ込んだ。

プレーは続いていたが、ボーンマスMFフィリップ・ビリングがメディカルスタッフをピッチ内に呼び、試合は中断。応急処置を受けたロッキャーは担架に乗せられてピッチを後にすると、スタジアム内で応急処置を受けてから病院に搬送されていた。

ルートンは、ロッキャーは心停止に陥っていたとのこと。その後に容体は安定していたことが発表されていた。

ロッキャーは、今年5月に行われたプレミアリーグ昇格プレーオフ決勝のコベントリー戦でも試合中にピッチに倒れており、そのまま緊急搬送されると、その後に心臓手術を受けていた。今回は、再発を防ぐために19日にICD(植え込み型除細動器)を装着する手術が成功していたという。

ルートンは声明を発表し、異変に気づいてくれたビリングへの感謝も伝えている。

「クラブ、トム、そしてロッキャーの家族は、この機会を利用して、ボーンマスの全員、サポーター、クラブ関係者、特にメディカルスタッフとピッチ状で最初にトムとコンタクトを取り、助けを呼んでくれたフィリップ・ビリングに心からの感謝を繰り返し伝えたいと思います」

「ボーンマスのメディカルチームと地元の救急隊員の活動に支えられ、最終的にはしっかりとした手順とメディカルスタッフの専門的な行動が、トムに回復のチャンスを与えてくれた。我々は彼らにも感謝している」

なお、今回の心臓の問題は、5月に患った心房細動とは異なることも判明しているとのこと。リハビリをすでにスタートしているという。

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