【日本初】路面電車における顔認証の実証、熊本市交通局が市電で開始

熊本市交通局は12月15日、「手ぶら」「顔パス」で市電に乗車できる顔認証の導入検討を目指した実証実験を12月20日より開始すると発表した。

同実証では、「モバイル定期券を利用した顔認証」と「顔認証決済」の2つの方法が利用できる。一部車両のみを対象車両とし、2023年12月20日~2024年3月31日に実施する。路面電車における顔認証の実証実験は全国初の試みだ。

「モバイル定期券を利用した顔認証」では、既に運用中のモバイル定期券(アプリ「QUICK RIDE」)を顔認証システムと連動させ、モバイル定期券利用者が顔認証できるようにしている。一方、「顔認証決済」では、アプリ「BANKIT」を活用。同アプリに氏名や顔画像等を登録することで、顔認証決済による乗車ができるようにしている。

なお、今回の顔認証は、マスクを着用していても認証されるという。

(出典:熊本市交通局 Webサイトより)

© 株式会社自動車新聞社