かつてマンチェスターユナイテッドでプレーをしたディミタール・ベルバトフ氏は、プレミアリーグで得点を奪えていないラスムス・ ホイルンドを心配しているようだ。
ブルガリア人のベルバトフ氏は、母国のCSKAソフィアでプロキャリアを歩み始めると、ドイツのレヴァークーゼンに移籍。その後はトッテナム、マンチェスター・ユナイテッド、フラムでプレーをし2018年に現役を引退。マンチェスター・ユナイテッドに所属していた2010-11シーズンにはプレミアリーグ得点王に輝き、189センチという長身ながら柔らかいタッチと卓越したスキルで多くのファンを魅了した。
現在20歳でデンマーク代表のホイルンドは、今シーズンの夏の移籍市場で7200万ポンド(約130億円)の移籍金で、イタリアのアタランタから加入。今シーズンここまで公式戦21試合に出場し、5ゴールを記録している。その5ゴールは、すべてUEFAチャンピオンズリーグのグループステージで奪ったもので、プレミアリーグの試合では無得点が続いている。ベルバトフ氏はプレミアリーグで無得点が続くホイルンドを心配しているようで、以下のように語った。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。
「彼はプレミアリーグでスランプ状態で心配だ。彼はそれを気にしてプレーすることになるだろうが、前に進み続ける必要がある。ゴールを決める瞬間は時機にやって来るだろう。ホイルンドがゴールを目指して懸命に努力していることはわかるし、クラブの全員からのサポートが必要だ」
「ある人は(ホイルンドの)プレッシャーを軽減するために、1月に別のストライカーを獲得すべきと言っている。そうすることで、2つの選択肢を持つことができる。しかし、他のストライカーは彼を助けることができるのだろうか。もし新しいストライカーが加入したら、事態は複雑になるだろう」
ベルバトフ氏は、ストライカーがより高みを目指す為には監督の信頼が鍵となると考えているようだ。
「監督は選手を信頼し続ける必要があり、エリック・テン・ハフ監督はホイルンドを頼りにしているように見える。そしてホイルンド自身も、得点を必ず挙げると信じ続ける必要がある」
「最大の心配は、ノーゴールが長く続くことで、彼の自信を傷つける可能性があるということだ。できるだけ早く得点を挙げることを願っている。彼は若い選手で、マンチェスター・ユナイテッドでのキャリアを早い段階で終わらせてしまうようなことは残念だ。そのためマンチェスター・ユナイテッドは彼をサポートし続けなければならない」