アイスランド噴火、沈静化 上空から視察の科学者が見解

アイスランドで噴火した火山の様子=20日(ゲッティ=共同)

 【ロンドン共同】18日に噴火したアイスランド南西部レイキャネス半島の火山について、上空から視察した同国の研究者は21日、噴火は沈静化に向かっているとの見解を示した。ロイター通信が報じた。2010年に別の火山が噴火した際に起きた欧州の航空網がまひする事態は回避されたもようだ。

 火山に近い漁師町グリンダビークの住民約4千人が避難生活を送っていたが、21日に一時帰宅が認められた。一方、アイスランド当局は同日、溶岩流は減少したようだが、終息宣言は時期尚早との声明を発表した。

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