D’station Racing、2024年もGTワールドチャレンジ・アジア挑戦。新型投入、ジャパンカップは1台増

 12月21日、D’station Racingは2024年のファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSに参戦すると発表した。最新型のアストンマーティンのGT3カーを投入し、1台は星野敏/藤井誠暢のコンビでGTワールドチャレンジ・アジアにフル参戦。ジャパンカップには星野辰也/浜健二のコンビで4戦に臨む。

 2022年にGTワールドチャレンジ・アジアがジャパンカップを開催しシリーズを復活させて以降、ジャパンカップにフル参戦しているD’station Racingは、これまでアストンマーティン・バンテージAMR GT3で星野/藤井のコンビで参戦。2年連続でジャパンカップのプロ-アマクラスランキング2位を獲得していた。また2023年最終戦には星野/浜のコンビがGT4ジャパンに参戦した。

 迎える2024年は、正式発表が待たれる新型アストンマーティンのGT3カーを投入し、星野敏/藤井のコンビが第1ラウンドのセパン、第2ラウンドのタイ、第6ラウンドの上海を含むGTワールドチャレンジ・アジアの全戦に参戦する。

 また、スポーツランドSUGO、富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、岡山国際サーキットの4ラウンドで開催されるジャパンカップには、すでに2023年スーパー耐久最終戦でGT3を経験している星野辰也/浜健二のコンビが参戦する。2024年はGTワールドチャレンジ・アジアとジャパンカップが別のレースとなるが、同週末に2台の新型アストンマーティンGT3の走りが観られそうだ。

「2024年シーズンのGTワールドチャレンジ・アジアおよびジャパンカップへの参戦を発表できることを嬉しく思います。アジア地域で最大のエントリー台数を誇るGT3チャンピオンシップであり、多くの欧州メーカーからの技術サポートやファクトリードライバーの派遣などにより、とてもコンペティティブなGT3チャンピオンシップとして盛り上がっています」とマネージングディレクターを兼務する藤井はコメントした。

「そのエントリースロットのひとつとしてD’station Racingが再びこの場に挑めることに興奮しています。また、GT4クラスも国内・海外の有力カスタマーと参戦を視野にエントリーを調整しております。最新型のアストンマーティンGT3マシンを両シリーズへ投入し、チャンピオンシップを争えるよう開幕戦に向けて万全の準備をして挑んでまいります」

 藤井のコメントにもあるとおり、2024年はGT4のエントリーも進められているという。2024年もチームはアジアの強豪のひとつとして、存在感を示してくれることになりそうだ。

Dステーション・レーシングが2023年のGTワールドチャレンジ・アジアに投入していたアストンマーティン・バンテージGT3

D’station Racing

2024年GTワールドチャレンジ・アジア/ジャパンカップ参戦体制

カテゴリー:GTワールドチャレンジ・アジア/ジャパンカップ
エントラント:D’station Racing
チームオーナー:星野敏
チーム総監督:佐々木主浩
メンテナンス:D’station Racing
テクニカルサポート:アストンマーティン・レーシング

GTワールドチャレンジ・アジア
クラス:プロ-アマ
ゼッケン:TBC
車両:アストンマーティンGT3
タイヤ:ピレリ
ドライバー:星野敏/藤井誠暢

ジャパンカップ
クラス:アマ
ゼッケン:TBC
車両:アストンマーティンGT3
タイヤ:ピレリ
ドライバー:星野辰也/浜健二

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