婦中「千里バイパス」開通 八尾地域とアクセス向上

開通した千里バイパス=富山市婦中町千里

 富山市婦中町千里の県道千里八尾線「千里バイパス」は21日開通し、地元住民らがアクセス向上や安全で円滑な交通確保につながる、新たな道路の完成を祝った。

 バイパスは延長700メートル、道幅12メートルの片側1車線で、事業費は約6億2千万円。千里八尾線は富山市婦中町から八尾町にまたがり、国道472号と連携して北陸自動車道富山西インターチェンジ(IC)方面と、富山八尾中核工業団地や八尾市街地を結ぶ。

 これまで千里交差点周辺では、市道が抜け道となり、歩行者と車が交錯する危険な状態となっていたことから、2014年度から県がバイパス区間の整備を進めてきた。

 竣工(しゅんこう)式が現地で行われ、県富山土木センターの長谷川徹所長が「地域の皆さんの安全で円滑な交通が確保され、地域の産業や経済の発展に大きく寄与すると確信している」と式辞を述べた。宮本光明県議と立村好司県議が祝辞を贈った。

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