政調会長は渡海氏、国対は浜田氏 安倍派幹部の後任決定

東京・永田町の自民党本部で開かれた総務会=22日午前

 自民党は22日の総務会で、安倍派の政治資金パーティー事件を巡り辞表を提出した同派の萩生田光一政調会長の後任に渡海紀三朗元文部科学相、同様に辞任する安倍派事務総長の高木毅国対委員長の後任に浜田靖一前防衛相を充てる人事を了承した。岸田文雄首相は、無派閥でベテランの渡海、浜田両氏の起用で難局を乗り切りたい考えだ。

 渡海氏は衆院兵庫10区選出で当選10回。1986年初当選、93年には新党さきがけの設立に参加した。その後自民に復党し文科相などを歴任した。

 浜田氏は衆院千葉12区選出で当選10回。初当選は首相と同じ93年で、防衛相を2度務め、野党時代には国対委員長も経験した。

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