全国高校ラグビー大会に2年連続4度目の出場となる大分東明。今大会は初めてシード校に選ばれ、上位進出が期待される。そのチームを支えるのが2人の3年生マネージャーだ。
安藤菜々美(3年) 大分大学付属中学校出身 スポーツ歴はモーグルスキー
佐藤葵衣(3年) 上野ケ丘中学校出身 スポーツ歴はバスケットボール
Q:間もなく全国高校ラグビー大会が始まります。チームの雰囲気はいかがですか?
安藤 個性的な3年生がリーダーシップを発揮して、チームのまとまりを感じています。ランメニューでは3年生が張り切っていて、いい雰囲気だと思います。
佐藤 熱くなってケンカすることもありますが、それを含めてみんな仲良しです。1、2年生は3年生に引っ張られて声が出ていて、仕上がりの良さを感じます。
Q:2人は中学までスポーツをしていましたが、マネージャーになったきっかけは?
安藤 実は今もモーグルをしていて、昨年は九州大会に出場しました。その時は休部していたのですが、今年はみんなと一緒に花園で年を越したいので、マネージャーを優先しています。マネージャーになったきっかけは兄のラグビーの試合を観に行ったときに、倒れた選手のもとに一番に駆け寄っていく姿を見て憧れました。
佐藤 2019年の日本で開催されたワールドカップを見て、ラグビーに魅了されました。部活見学でラグビー部を見て、選手がイキイキしていて、こんな選手たちをサポートしたいと思ってマネージャーを志願しました。バスケへの未練は全くないです(笑)。
Q:マネージャーを経験して良かったことは?
安藤 やりがいを感じられること。勝利のためにきつい練習を乗り越える選手をサポートし、優勝した瞬間の笑顔を見た時はぐっときます。東明は選手の人数に比べてマネージャーが少ないため仕事が多いですが、少しでも選手が練習に集中できるようにと考えています。
佐藤 同じくやりがいですかね。選手の努力を一番近くで見ているので、報われたときはうれしい。勝った後の選手の笑顔は最高です。過去2回の県予選決勝は接戦でしたが、今年は安心して試合を見ることができました。選手の頑張りはもちろんですが、チームの成長を感じることができました。
Q:では、最後に選手にメッセージをお願いします。
安藤 ラグビーが大好きで、チームの勝利を第一に考えるみんなに、いつも勇気をもらっています。3年生にとっては最後の大会なので「エンジョイ・ラグビー」で楽しんでほしいです。
佐藤 ベスト8に目標に向けて頑張ってほしいです。プレッシャーも緊張もあると思うけど、悔いのないプレーをしてほしい。どんな結果になっても胸を張ってほしいです。
(柚野真也)