小野伸二「キャリアで最高のプレーは中学時代」…大人になると自由とアイデアがなくなった

『DAZN』で毎週木曜日に配信されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」。

今回は年内最後の放送ということもあって、ゲストには今シーズンで現役を引退した元日本代表MF小野伸二が出演。内田篤人との対談「アツトカケル」も行われた。

その中では、小野伸二に対して「キャリアで印象に残っているシーンとか、『あの時のあのプレーが好きだった』というのは?」という質問が。それを聞いて小野は少し考えてこう答えていた。

小野「どうだろうな…高校の時とかになっちゃうかな。中学の時のあのプレーが…SNSがもっとしっかりしてたらあれも映ってたんだろうなとか」

内田「今は子どもたちのすごいプレーもぱっと出てきますけど、シンジさんのは確かに…」

小野「中学の時のあのプレー。ゴール前でボールが来て、とっさにいきなり思いついて。踵に当ててボールを浮かせたら、ディフェンスの上を超えて、落ちてきてワンバウンドしたことろをボレーで決めた。これ2回だけチャンスがあって、たまたま2回とも成功した。

あれって、なかなか高校になってからはやってないなと。なんであんなイメージがあったのかというのがわからない。とっさに『これだ!』みたいな」

内田「おとなになると発想って固まっちゃうんですかね」

小野「確かに自由度は自分の中で減っちゃったかもしれないね。中学校までの時の方がイメージは膨らんでいたかもしれない。そういった意味では、怪我をしてからはそのイメージは全然なくなっちゃったよね」

内田「オレは怪我をする前からなかったけど…ボールが来たら普通に止めますよ(笑)踵じゃなくて」

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Jリーグや海外でもあふれるファンタジーを見せていた小野伸二であるが、自分の中では中学時代に行っていたアイデアあるプレーを超えることはなかったそう。また怪我をしてからは全くそのようなイメージもなくなってしまったそうだ。

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