12月の還付金詐欺、既に10人以上が被害 被害額は1千万円以上 沖縄県警が注意喚起

 12月に入り、還付金を名目にした特殊詐欺が相次いで発生している。21日までに60~80代の沖縄県内在住者10人以上がだまされ、被害額は計1千万円以上という。同一の手口による犯行で、県警が注意を呼びかけている。

 県警の説明によると、役場の職員などを名乗って「介護保険料の還付手続きがある」「年金の払い戻しがある」などと電話をかけてくる。その後銀行のコールセンター職員を名乗る人物から電話があり、ATM機の前に移動するよう指示される。携帯電話で通話しながら言われるままにATMを操作していると気付かないうちに振り込んでしまっているという。

 県警は「還付金の支払いでATMを操作させることは絶対にない。電話がかかってきたら一人で判断せず、家族や警察に相談してほしい」と呼びかけている。

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