[全国に挑む 県代表の紹介]都大路 力合わせつなぐ 24日全国高校駅伝

男子・北山

 駅伝の男子第74回・女子第35回全国高校大会は24日、京都市のたけびしスタジアム京都発着コース(男子7区間、42.195キロ、女子5区間、21.0975キロ)で行われる。県代表は男女とも北山が出場する。男子は5年連続15度目、女子は3年連続7度目の都大路に挑む。目標達成に向け、全力でたすきをつなぐ選手の意気込みを紹介する。(平良吉弥)

 

男子北山 経験生かし30位以内目標

 

 男子の北山は5年連続の出場。4人が昨年の都大路を走った経験を生かし、タイムは2時間9分台、順位は最低でも30位以内を目標に掲げる。

 5000メートルを14分台で走る選手が4人おり、大城昭子監督は「2年前に県記録を更新した時のような大エースはいないが、総合力で全国と勝負ができる」と手応えを感じている。

 最長の1区(10キロ)を走る予定の具志堅源竜郎は12月上旬の日体大の記録会で、5000メートルを14分42秒98と自己ベストを約2秒縮め、好調を維持している。1区は各チームとも力のあるランナーが集まる。「積極的に攻めの走りをして、先頭集団に食らい付いていきたい」と意気込む。

 前半の重要区間3区(8.1075キロ)を走る島袋翔も記録会で、5000メートルの自己記録を30秒更新する14分56秒30で走り、自信を深めている。「スピードのある留学生も多く走る区間で、勝負にも直結する。全力で走り、笑顔でたすきをつなぐ」と闘志を燃やす。

 昨年6区(5キロ)を走り、区間29位の快走を見せた3年の大城琉生は終盤で最も長い4区(8.0875キロ)を走る。「今回は高校最後のレース。一つでも順位を上げる走りをしたい」と力を込めた。

 

女子北山 上り調子 記録更新目指す

 

 女子の北山は11月の県大会、5人全員が区間賞を獲得する快走で優勝した。3年の仲村奈穂主将を中心に昨年のタイムの1時間14分18秒を更新し、順位も昨年の37位を上回ることを目指す。

 4人が昨年も出場し、その経験を生かす。1年から3年連続で都大路を走る仲村は最終5区で出場予定。「3年間の集大成の走りをしたい。これまでの経験を生かし、笑顔でゴールしたい」と意気込む。

 エースで2年の親川杏花の9分43秒02を筆頭に、1年の江洲桃、仲村が3000メートルを9分台で走る。

 チームは新型コロナウイルスやインフルエンザの感染者が出て、11月の県大会は万全な状態ではなかったが、親川、江洲は12月上旬の日体大の記録会で自己ベストを更新。仲村も、自己2位の記録で走るなど、上り調子だ。

 力のあるランナーが集まる最長の1区(6キロ)を走る予定の親川は「1区で流れを作り、2区につなぎたい。25位以内でたすきを渡したい」と力を込める。

 2区(4.0975キロ)を走る予定の江洲は日体大の記録会で自己ベストを30秒更新した。「夏場で走り込んだ合宿の成果が出ている。1区からの流れを切らさずに区間30位台でつなぎたい」と意気込んでいる。

 

(写図説明)男子・北山

(写図説明)5年連続15度目出場の北山の男子メンバー

(写図説明)女子・北山

(写図説明)3年連続7度目出場の北山の女子メンバー

5年連続15度目出場の北山の男子メンバー
女子・北山
3年連続7度目出場の北山の女子メンバー

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