山本由伸に対し、フィリーズに続いてメッツも正式なオファーを提示したことが明らかになった。「SNY」のアンディ・マルティノ記者が「とてもしっかりしたオファーを提示した」と伝えている。大富豪のスティーブ・コーエンがオーナーを務めているため、他球団を上回る最高額のオファーを提示している可能性もありそうだ。一方、「NBCベイエリア」のアレックス・パブロビッチ記者によると、ジャイアンツは山本の移籍先候補に含まれていないことを通達されたようだ。これにより、ジャイアンツは山本争奪戦から脱落したことになる。
山本争奪戦は各チームが正式なオファーを提示する段階に突入しており、最終局面を迎えようとしている。最初に正式なオファーを提示したことが報じられたのはフィリーズだったが、フィリーズはアーロン・ノラと再契約したことですでに先発５枚が揃っており、他球団を上回るような超高額のオファーは提示していないとみられる。山本獲得に成功する可能性は極めて低いと判断していいだろう。
山本と２度面会したことが明らかになっているメッツも正式なオファーを提示したようだ。コーエン・オーナーは山本のことを非常に気に入っているとみられ、潤沢な資金力を活用して他球団を上回るオファーを提示している可能性もある。マルティノ記者は「ドジャースとヤンキースが最有力だ」としつつも「メッツにも望みはある」と報じている。
山本争奪戦から脱落したことが判明したのはジャイアンツだ。パブロビッチ記者は関係者から得た情報として「ジャイアンツは山本由伸の獲得競争から脱落したことを通達された」とリポート。「ジャイアンツは熱心に獲得を目指していたが、ロサンゼルスかニューヨークのチームと契約することが予想されている」とした。
パブロビッチ記者の予想が正しければ、山本争奪戦のファイナリストはドジャース、ヤンキース、メッツの３チームに絞られたことになる（エンゼルスは争奪戦に加わっていない）。最終局面を迎えた山本争奪戦が決着する日は近そうだ。
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