道の駅などの県内農産物直売所計163施設の2022年度売上額が、前年度比5.1%増の166億円となり、2年連続で過去最高を更新したことが21日までに、県農政部のまとめで分かった。地元農産物を生かした新商品開発などで差異化を図った施設が、全体の売り上げを押し上げたとみられる。ただ、売上額がアップしたのは全体の48.5%(79施設)と半数に届かず、経営に苦しむ施設との二極化が進んでいる。
県農村振興課によると、売り上げが増えた直売所は、地元の農産物を活用したスイーツやパンなどの新商品を開発し、品ぞろえを強化した施設が目立った。