35都道府県450人超のラージボール愛好家が集った“全国オープン大会”<第三回ニッタク杯全国オープン神戸ラージボールフェスティバル>

<第三回ニッタク杯全国オープン神戸ラージボールフェスティバル 日程:12月8日~9日 場所:神戸市立中央体育館 主催:兵庫県卓球協会・ニッタク杯全国オープン神戸ラージボールフェスティバル実行委員会>

12月8~9日、第三回ニッタク杯全国オープン神戸ラージボールフェスティバルが行われ、全国から集まった450人超のラージボーラーの中から男女シングルス、混合ダブルス、団体戦の頂点が競われた。

ニッタク杯全国オープン神戸ラージボールフェスティバルとは

写真:大会1日目の様子/撮影:ラリーズ編集部

ニッタク杯全国オープン神戸ラージボールフェスティバル杯とは、コロナ禍で大会がないラージボール愛好家のために、2021年に第1回大会が開かれ、今年で3回目を迎えたラージボール大会だ。初日に男女シングルスと混合ダブルス、2日目にダブルスの団体戦が実施された。
兵庫県卓球協会が主催し、日本卓球株式会社(以下、ニッタク)が協賛、そして兵庫県に拠点を構える株式会社TTSタカハシが共催・大会運営を行った。

写真:観光ついでに大会に参加する方も多い/撮影:ラリーズ編集部

大会名に“フェスティバル”が付いているように、“卓球大会”という常識を破った舞台であり、“お祭り”というコンセプトで運営されている。
特筆すべきは、神戸牛やニッタクの人気商品「ムービングエース」が当たるガラポン抽選会だ。合計数十万円相当の景品が用意され、大盛り上がりとなっていた。

写真:前年は10名分だったが、今年は20名分の神戸牛が用意された/撮影:ラリーズ編集部

大会開催のきっかけとは

2021年、コロナで様々な行動が制限され、観光需要が激減し、飲食店や宿泊施設の経営は悪化の一途をたどっていた。この状況を卓球を絡めて打開できないかと立ち上がったのが、ニッタクとTTSタカハシだった。

写真:ガラポンを回す際には注目が集まる/撮影:ラリーズ編集部

予選無しの全国大会を開催することで、全国から人を呼び、卓球とともに観光も楽しんでもらうことで、地域振興に繋げられないかと兵庫県卓球協会へ提案。
大会運営のエキスパートを集めて「全国オープン神戸ラージボールフェスティバル実行委員会」を立ち上げ、コロナ禍も小康期に差し掛かった11月に第一回大会開催にこぎつけた。

写真:元町駅前の老舗「森谷商店」の神戸牛は絶品/撮影:ラリーズ編集部

また、ロイヤルプリンス、ハヤテ44などの名作ラバーを世に送り出し、ラージボール界のリーディングカンパニーであるニッタクが全面的に商品提供や協賛を行っていることも特徴の1つだ。

写真:ガラポンに当選した古川親子(Art卓球場)、将来有望である。/撮影:ラリーズ編集部

TTSタカハシが大会運営を行い、ニッタクが全面的に商品提供や協賛を行った。

写真:ニッタク商品ブースの様子/撮影:ラリーズ編集部

各試合は年代別に分けられており、予選リーグと順位別の決勝トーナメントが実施され、同じレベルの相手と多く試合ができるような工夫が凝らされている。

写真:一般の部はダイナミックなプレーも続出/撮影:ラリーズ編集部

関西学生チャンピオンが戴冠

全国大会ということもあり、橋本啓選手、馬場麻裕選手、藤本武司選手など、全日本ラージ、全国ラージのチャンピオンも参加し、全国屈指のハイレベルな戦いが繰り広げられた。

男子一般の部を制したのは、関西学生選手権ダブルスチャンピオンの吉田選手(関西学院大学4年)。ラージボールを始めたのはここ数か月とのことだが、長身から繰り出される鋭角なドライブで強豪選手を倒し、優勝を飾った。

写真:男子一般の部 シングルス優勝の吉田選手(右)、準優勝の武田選手(左)/撮影:ラリーズ編集部

女子一般の部を制したのは、ニッタクサンフレンドの奥山選手。豊富な運動量と粘り強さで激しいラリーを制した。

写真:女子一般の部 シングルス優勝の奥山選手(左)、準優勝の宮村選手(右)/撮影:ラリーズ編集部

男女混合3ダブルス団体 一般(199歳以下)

1位 ロイヤルプリンセス(愛知県、富山県、徳島県)

写真:男女混合3ダブルス一般(199歳以下)1位ロイヤルプリンセス/撮影:ラリーズ編集部

2位 オレンジ卓球場(大阪府)

写真:男女混合3ダブルス一般(199歳以下)2位オレンジ卓球場/撮影:ラリーズ編集部

男女混合3ダブルス団体 200(200~239歳以下)

1位 ロイヤルプリンス(兵庫県、東京都、岐阜県)

写真:男女混合3ダブルス団体 200(200~239歳以下)1位ロイヤルプリンス/撮影:ラリーズ編集部

2位 チーム・インパクト(富山県、石川県、福井県)

写真:男女混合3ダブルス団体 200(200~239歳以下)2位チーム・インパクト/撮影:ラリーズ編集部

男女混合3ダブルス団体 240(240~259歳以下)

1位 のと楽グループ(石川県、兵庫県、北海道)

男女混合3ダブルス団体 240(240~259歳以下)1位のと楽グループ/撮影:ラリーズ編集部

2位 チームマツモト(京都府)

男女混合3ダブルス団体 240(240~259歳以下)2位チームマツモト/撮影:ラリーズ編集部

男女混合3ダブルス団体 260(260~279歳以下)

1位 阿波すだち(徳島県)

男女混合3ダブルス団体 260(260~279歳以下)1位阿波すだち/撮影:ラリーズ編集部

2位 アイマイミー(広島県)

男女混合3ダブルス団体 260(260~279歳以下)2位アイマイミー/撮影:ラリーズ編集部

男女混合3ダブルス団体 280(280~299歳以下)

1位 T2K2(新潟県)

男女混合3ダブルス団体 280(280~299歳以下)1位T2K2/撮影:ラリーズ編集部

2位 ピンポン館(高知県)

男女混合3ダブルス団体 280(280~299歳以下)2位ピンポン館/撮影:ラリーズ編集部

男女混合3ダブルス団体 300(300歳以上)

1位 広島LBチーム安(広島県)

男女混合3ダブルス団体 300(300歳以上)1位広島LBチーム安/撮影:ラリーズ編集部

2位 香椎卓球クラブ(福岡県)

男女混合3ダブルス団体 300(300歳以上)2位香椎卓球クラブ/撮影:ラリーズ編集部

混合ダブルス 一般(99歳以下)

1位 永道・飯田ペア(ニッタクサンフレンド、写真右)

2位 宮村・喜多ペア(オレンジ卓球場、写真左)

混合ダブルス 一般(99歳以下)1位 永道・飯田ペア(ニッタクサンフレンド、写真右)、2位 宮村・喜多ペア(オレンジ卓球場、写真左)/撮影:ラリーズ編集部

混合ダブルス 100(100~119歳以下)

1位 山﨑・重冨ペア(VINTAGE、写真右)

2位 横田・吉田ペア(大野クラブ・SPクラブ、写真左)

混合ダブルス 100(100~119歳以下)1位 山﨑・重冨ペア(VINTAGE、写真右)、2位 横田・吉田ペア(大野クラブ・SPクラブ、写真左)/撮影:ラリーズ編集部

混合ダブルス 120(120~129歳以下)

1位 竹内・松本ペア(チームマツモト、写真右)

2位 浦入・西岡ペア(チームマツモト、写真左)

混合ダブルス 120(120~129歳以下)1位 竹内・松本ペア(チームマツモト、写真右)、2位 浦入・西岡ペア(チームマツモト、写真左)/撮影:ラリーズ編集部

混合ダブルス 130(130~139歳以下)

1位 堀田・黒坂ペア(ほりたん、写真左)

2位 十川・藤浦ペア(さくら卓研、写真右)

混合ダブルス 130(130~139歳以下)1位 堀田・黒坂(ほりたん、写真左)、2位 十川・藤浦ペア(さくら卓研、写真右)/撮影:ラリーズ編集部

混合ダブルス 140(140~149歳以下)

1位 熊谷・熊谷ペア(奈良ベテラン、写真右)

2位 阿蘇・植月ペア(さくら、写真左)

混合ダブルス 140(140~149歳以下)1位 熊谷・熊谷ペア(奈良ベテラン、写真右)、2位 阿蘇・植月ペア(さくら、写真左)/撮影:ラリーズ編集部

混合ダブルス 150(150~159歳以下)

1位 髙畠・米山ペア(ラージ町田・サンフレンド、写真右)

2位 若園・中林ペア(HYOGOラージ、写真左)

混合ダブルス 150(150~159歳以下)1位 髙畠・米山ペア(ラージ町田・サンフレンド、写真右)、2位 若園・中林ペア(HYOGOラージ、写真左)/撮影:ラリーズ編集部

混合ダブルス 160(160歳以上)

1位 柿澤・鈴木ペア(柳町卓友会、写真右)

2位 釘本・猪原ペア(大野城ラージ・香椎卓球クラブ、写真左)

混合ダブルス 160(160歳以上)1位 柿澤・鈴木ペア(柳町卓友会、写真右)、2位 釘本・猪原ペア(大野城ラージ・香椎卓球クラブ、写真左)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス 一般

1位 奥山(ニッタクサンフレンド、写真左)、2位 宮村(オレンジ卓球場、写真右)

女子シングルス一般 1位 奥山(ニッタクサンフレンド、写真左)、2位 宮村(オレンジ卓球場、写真右)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス 50(50~59歳)

1位 西岡(チームマツモト、写真右)、2位 布村(VINTAGE、写真左)

女子シングルス50(50~59歳)1位 西岡(チームマツモト、写真右)、2位 布村(VINTAGE、写真左)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス 60(60~64歳)

1位 珍道(松阪レディース、写真左)、2位 竹内(チームマツモト、写真右)

女子シングルス60(60~64歳)1位 珍道(松阪レディース、写真左)、2位 竹内(チームマツモト、写真右)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス 65(65~69歳)

1位 黒坂(ほりたん、写真左)、2位 大下(そともクラブ、写真右)

女子シングルス65(65~69歳)1位 黒坂(ほりたん、写真左)、2位 大下(そともクラブ、写真右)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス 70(70~74歳)

1位 早川(ジョイフル、写真左)、2位 小椋(HYOGOラージ、写真右)

女子シングルス70(70~74歳)1位 早川(ジョイフル、写真左)、2位 小椋(HYOGOラージ、写真右)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス 75(75~79歳)

1位 玉城(沖縄球友会、写真右)、2位 岩田(安クラブ、写真左)

女子シングルス75(75~79歳)1位 玉城(沖縄球友会、写真右)、2位 岩田(安クラブ、写真左)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス 80(80歳以上)

1位 武石(珠クラブ、写真左)、2位 坂部(フレンド、写真右)

女子シングルス80(80歳以上)1位 武石(珠クラブ、写真左)、2位 坂部(フレンド、写真右)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルス 一般

1位 吉田(Art TTC、写真右)/2位 武田(TTSタカハシ、写真左)

男子シングルス一般 1位 吉田(Art TTC、写真右)/2位 武田(TTSタカハシ、写真左)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルス 50(50~59歳以下)

1位 藤本(ニッタクサンフレンド、写真右)/2位 田窪(上六卓球クラブ、写真左)

男子シングルス50(50~59歳以下) 1位 藤本(ニッタクサンフレンド、写真右)/2位 田窪(上六卓球クラブ、写真左)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルス 60(60~64歳以下)

1位 山本(のと楽グループ、写真左)/2位 日下部(富山地鉄、写真右)

男子シングルス60(60~64歳以下) 1位 山本(のと楽グループ、写真左)/2位 日下部(富山地鉄、写真右)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルス 65(65~69歳以下)

1位 井上(井上卓球、写真左)/2位 藤浦(さくら卓研、写真右)

男子シングルス65(65~69歳以下) 1位 井上(井上卓球、写真左)/2位 藤浦(さくら卓研、写真右)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルス 70(70~74歳以下)

1位 竹内(T2K2、写真左)/2位 村上(MTS、写真右)

男子シングルス70(70~74歳以下) 1位 竹内(T2K2、写真左)/2位 村上(MTS、写真右)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルス 75(75~79歳以下)

1位 金田(T2K2、写真左)/2位 清水(ダックベア、写真右)

男子シングルス75(75~79歳以下) 1位 金田(T2K2、写真左)/2位 清水(ダックベア、写真右)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルス 80(80歳以上)

1位 釘本(大野城ラージ、写真左)/2位 西浦(天王寺クラブ、写真右)

男子シングルス80(80歳以上) 1位 釘本(大野城ラージ、写真左)/2位 西浦(天王寺クラブ、写真右)/撮影:ラリーズ編集部

取材・文:竹下友也(ラリーズ編集部)

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