作業効率「見える化」で生産性アップ 花巻の企業がシステム開発

 

 岩手県花巻市桜町の義肢・装具製造販売P.O.イノベーション(見木(けんもく)太郎社長)は、製造業の各工程の作業効率を見える化する人事評価システムを開発した。工程ごとに必要な時間を社員自らが定め、仕上がりを含めて数値化する。自身の作業を見直し、改善を加えることで生産性の向上につなげる。

 システムは工程に要する標準時間を基に、実際の作業時間をポイント化するのが特徴。さらに管理職が製品の出来や完成度に応じてポイントを加える。その集計によって自身の業務効率などを判断し、会社は人事評価に反映する。

 標準時間は、各工程を担う社員がグループワークで自ら設定する。定期的な話し合いで見直しを行い、課題の洗い出しや改善、助言を踏まえて、技術の向上に役立てる。

 セミナーの問い合わせは同社(0198.23.4091)へ。

© 株式会社岩手日報社