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性感染症「梅毒」の2023年(17日現在)の感染者数は前年比13人増の164人となり、19年から5年連続で過去最多を更新したことが21日、県のまとめで分かった。男性は40代、女性は20代の感染が多い。梅毒は発症に気付きにくい面があり、県は「感染を知らずに性交渉してしまう人も多いのでは」と指摘。病気の認知度向上が受診につながっているともみている。パートナーなどへの感染を防ぐため、県は「心当たりがある人は検査を受けてほしい」と呼びかけている。
梅毒は性行為やキスなど性的な接触で感染。性器や口の中、肛門などにしこりができたり、痛みやかゆみのない発疹が出たりする。症状が消えても感染力が残っていることが特徴。早期治療で完治できる。治療しないと、複数の臓器に疾患が現れ、死亡することもある。妊婦の場合、死産や早産、子どもの障害につながる場合もある。