高橋文哉&志尊淳「フェルマーの料理」が笑顔のクランクアップ!

本日12月22日に最終回を迎える、TBS系連続ドラマ「フェルマーの料理」(金曜午後10:00)。ダブル主演を務める高橋文哉志尊淳らのクランクアップ時のコメントが届いた。

「フェルマーの料理」は、“料理の真理の扉”を開くべく料理×数学で前人未到の世界に挑む、若きプロフェッショナルたちの青春ストーリー。原作は「月刊少年マガジン」(講談社)で連載中の小林有吾氏による同名漫画で、現在3巻まで刊行されており、作中に登場する料理がファンによって再現されるなど人気の作品だ。数学者を志していたが、その道を挫折した天才数学少年・北田岳(高橋)は、謎多きカリスマシェフ・朝倉海(志尊)が出会い、海が経営する新進気鋭の二つ星レストラン「K」で世界中から集まった実力あるシェフたちと切磋琢磨(せっさたくま)しながら、数学的思考で料理という難題に立ち向かっていく。

先週放送された第9話では、岳が海から店を引き継いで1年がたち、岳は料理の真理に近づくため一切の妥協を許さないシェフになっていた。赤松蘭菜(小芝風花)をはじめレストラン「K」の仲間は心身ともに疲弊し、ついに店から出て行く。店も仲間も失ってしまった岳だったが、父・勲(宇梶剛士)から自分自身の強さをあらためて教えてもらい、初心に帰ってもう一度海と料理を始めるべく、海のもとへ向かった。

主演の高橋は、乾孫六役・板垣李光人とのロケシーンでクランクアップを迎えた。ゴールデン・プライム帯のドラマで初めて主演を務めた高橋は、「志尊さんと主演をさせていただきましたが、本当にこの作品で主演をやらせていただいてよかったなと思いますし、『北田岳を演じさせてくださり、本当にありがとうございます』という気持ちでいっぱいです。何よりこの現場が最高でした!」とコメント。

続けて「スタッフ、キャストともにこだわりもあれば熱さもあって、皆さん愛にあふれていて。このメンバーでお芝居ができて、僕らキャストに芝居をつけていただいて、本当にありがとうございました」と感謝を伝え、「北田岳としてもう生きられないと思うとすごく寂しい」と名残惜しさも見せたが、「また一緒に作品が撮れるように頑張るので見守っていただけたら」と先を見据えた。

同じく主演の志尊は、最終回の重要な場面である高橋との2ショットシーンで息ぴったりの芝居を見せ、撮影を終えた。志尊は「皆さん、本当にお疲れさまでした! クランクアップの場で何を話そうかとずっと考えていました。本当にいろいろありましたし、大変な現場でもあり、主演としてしっかりと背負うこともできず、皆さまにご迷惑をおかけすることもあったかと思います。それでも大変な撮影の中、皆さんに本当にご尽力いただいて、僕らを支えていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです」と、スタッフにねぎらいの言葉をかけた。そして、まだ撮影の残る現場に「最後まで撮影が滞りなく進み、作品が世に放たれることを祈っています」とエールを送った。その日、撮影が休みだった「K」のシェフ・ペーニャ役のフェルナンデス直行がサプライズで登場。志尊と熱い抱擁を交わす場面も。

また、小芝は、レストラン「K」のシェフと給仕メンバー全員がそろった中で一足先にクランクアップ。料理の練習が大変だったという小芝だが、「料理の先生がたくさん褒めてくださったので頑張ってよかった!」と笑顔を見せ、「体力勝負な現場ですが、あと少し体に気を付けて走り切ってください!」と、撮影が続くスタッフ・キャストに声をかけた。

高橋と同じ現場でクランクアップを迎えた板垣は「大変なこともいろいろとありましたが、すべていい経験になりました。何より僕自身、本格的に料理するのは初めてだったのですが、スタッフの皆さんがすてきな芝居場を用意してくださったおかげで、最後は『楽しかった!』という思い出だけで終わることができました」と達成感に満ちた表情を見せた。

海の師匠で伝説のシェフ・渋谷克洋を演じた仲村トオルは、「各方面のスタッフの皆さまにお気遣いいただいたおかげで、ベストは尽くせたと思います。よきクランクアップを、よきクリスマスを、よき年末をお迎えください!」と温かい言葉を残した。

最終話。岳の力を借りて料理の世界に戻ることを決意した海。しかし、海にとって師匠であり神である渋谷はそれを認めようとしない。渋谷は2人の料理を食べに、翌日「K」へ行くと宣言し、それが“真理の扉”を開くものでなければ、二度と料理はするなと海に約束をさせる。渋谷に挑むための準備を急いで始めようとする岳と海だったが、そこに蘭菜が現れ、「ここで岳に料理はさせない」と言い放つ。さらに海の体調にも、やはり異変が現れる――。

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