幸地インターチェンジ、2026年度開通へ 当初予定から2年の遅れ 沖縄

 沖縄都市モノレールの「てだこ浦西駅」に近接し、沖縄自動車道につながる幸地インター線インターチェンジ(IC)の開通が、当初予定から2年遅れ、2026年度になる見込みであることが21日までに分かった。沖縄自動車道と浦添西原線(県道38号)を結ぶアクセス道路で、台風6号に伴うのり面の崩落があったり、施行計画の見直しが必要になったりした。

 県公共事業評価監視委員会(委員長・入部綱清琉球大工学部助教)の本年度2回目の会合が19日、県庁で開かれ、事業期間の変更が報告された。会合では土木建築部と農林水産部が実施する地滑り対策2事業、海岸2事業、道路5事業について必要性が確認されたとして、「事業の継続は妥当」と答申することを決定した。

 ICの完成後は本島中北部からモノレールを利用する際の利便性向上が期待されている。(政経部・東江郁香)

整備中の幸地インター線IC

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