火を使わない加熱式タバコは、レギュラー味が弱い。そんなイメージを払拭するのが、アイコス イルマ用廉価ライン「センティア」に追加された新レギュラー『バランスド ゴールド』。マイルドレギュラーの新境地を吸ってみよう。（写真左『バランスド ゴールド』右「スムース ゴールド」。使用機種「IQOS イルマ ワン ブライト モデル」）
『センティア バランスド ゴールド』は蒸気のまろみがリッチに広がるリラックス味
清涼感の強度から、フルーティーだったりトロピカルだったり、カラフルな多様性のあるメンソール系（フレーバー・メンソール含む）たばこスティックに比べると、地味な印象のあるレギュラー味スティック。しかしタバコと考えると、本来はタバコ葉の味わいそのものを楽しむもの。レギュラーが基本であると筆者は考える。
現在「アイコス イルマ」で使えるたばこスティックシリーズは、「テリア」シリーズ（全21種類・20本入・税込580円）と、廉価版の「センティア」シリーズ（全14種類・20本入・税込530円）の2種類。「テリア」はそのうち7種類がレギュラーで、お財布にやさしい方の「センティア」は今回のフィリップ モリス ジャパン『センティア バランスド ゴールド』（20本入・税込530円・2023年1月11日順次発売）の登場で全6種類となった。「アイコス イルマ」用だけで13種類のレギュラーはちょっとすごい。
『センティア バランスド ゴールド』とレギュラー「センティア」人気第3位「センティア スムース ゴールド」を吸い比べ
ロースト感が一番強い「センティア ディープ ブロンズ」、ナチュラル感の「ピュア ティーク」、旨味と香ばしさを両立した「バランスド イエロー」 、すっきりさをフィーチャーしたマイルド系「スムース ゴールド」、軽やかさで勝負する「クリア シルバー」に次いで、6種類めとなる『センティア バランスド ゴールド』。
今回は新発売の『センティア バランスド ゴールド』と「センティア スムース ゴールド」の2種のサンプルを入手できたので、同じゴールドつながりということでを使用して比較吸いしてみたい。 濃厚とまではいかないが、しっかりとしたコク・深みを感じさせるのが"ゴールド"の表現する味わいだと筆者は感じている。あらためて「センティア スムース ゴールド」を味わうと、ピシッと襟を正したストレートなキック感と嫌みのないアロマ、じんわりと広がるタバコ葉の旨味がやはりおいしい。地味ではあるが本物の輝きを感じさせる紳士的な味わいだ。
ではこれをバランスドするとどうなるのか。バランスドは個人的には喫味が強くなるがニオイは抑える絶妙地点へのチャレンジだと思っている。微妙なカラーリングの違いで照明次第では間違えて購入しそうなパッケージの『センティア バランスド ゴールド』を吸ってみると、蒸気のまろみの部分が強調されている。ほどよい酸味が加わったその味わいは、キックの強さよりも味の濃さを感じさせる仕上がり。
少しだけニオイが強めになり、タール的な重さのニュアンスが加わって、豊かな味わいに。「スムース ゴールド」の喉あたりはシャープだが、『バランスド ゴールド』は喉へキックというよりも全体の圧を感じさせるタイプで、ほどよくネクタイを緩めたときのようなリラックス感がうまい。 「スムース ゴールド」は太陽の光が青い日中、『バランスド ゴールド』は夕方以降のオレンジ色の光の中で味わいたいおいしさだと感じた。 入手はコンビニエンスストアを含む全国のたばこ取扱店やIQOS ストアなどで可能だ。
