ブルブル ガチガチ…新潟県内に「最強寒波」、通勤・通学を直撃 糸魚川市で積雪53センチ、魚沼市52センチ 12月23日夕にかけ警報級大雪の恐れ(23年12月22日)・音声ニュース付き

スコップを手に除雪作業に追われる人たち=12月22日午前9時ごろ、新潟市中央区西堀通6

 強い冬型の気圧配置の影響で、新潟県内は12月22日午前にかけて広い範囲で降雪に見舞われた。23日夕方にかけて大気の状態が非常に不安定となり、大雪となる所がある見込み。新潟地方気象台は交通障害や路面の凍結などに注意を呼びかけている。

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 気象台によると、12月22日午前10時現在の新潟県内の積雪は糸魚川市(能生)で53センチ、魚沼市(守門)で52センチ、上越市(安塚)で51センチなど。

 JR東日本新潟支社によると、大雪や倒木の影響で、列車に運休や遅れが生じている。特急しらゆきは全区間で終日運休、信越線は直江津-柏崎で終日運転を見合わせる。白新線や羽越線、越後線の一部列車に遅れや運休が発生している。

 JR西日本金沢支社によると、大糸線は普通列車の上下線計12本を運休する。

 新潟交通によると、路線バスも全路線で1時間前後の遅れが発生している。

 東日本高速道路によると、事故による影響で、磐越道の新潟中央インターチェンジ(IC)-新津IC間の上り線が約1時間通行止めになった。

 27センチの積雪となった新潟市中央区では住民たちがスコップやスノーダンプを手に、除雪作業に追われた。道路は雪に覆われ、速度を落として通行する車や慎重に歩く人たちの姿が目立った。

 12月23日午前9時までに予想される24時間降雪量はいずれも多い所で、上越の山沿いで80センチ、中越の山沿いで70センチ、下越の山沿いと上中下越の平地で60センチ、佐渡で30センチ。

 12月24日午前9時までに予想される24時間降雪量はいずれも多い所で、中越の山沿いで40〜60センチ、上越と下越の山沿いと、中越の平地で20〜40センチ、上越と下越の平地で10〜20センチ、佐渡で5〜10センチ。

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