【北谷】北谷町議会(仲地泰夫議長)は21日の12月定例会最終本会議で、物価高騰に伴う町民や町内事業者の負担を軽減するため、町が来年4~12月まで上水道の基本料金を全額免除する関係予算を盛り込んだ一般会計補正予算案を全会一致で可決した。
町と給水契約を結ぶ家庭用・営業用の水道使用者は約1万4444戸。基本料金はいずれも月額で家事用525円、営業用1800円。団体用2100円も免除する。
料金免除に必要な予算額は8918万円。「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用する。このうち3130万円は一般財源から支出する。
渡久地政志町長は、県が2024年から市町村向け水道料金を段階的に引き上げることに「水の安定供給を継続するため適正な料金水準を検討する」と話した。(中部報道部・砂川孫優)