“年間複数回V”で世界ランクボーナスポイント獲得 LIV対象外は変わらず

世界ランキングのポイント付与方法が変更される ※撮影は2023年「ZOZOチャンピオンシップ」(撮影/大澤進二)

男子ゴルフの世界ランキングの統括団体は21日、来年からのポイント付与方法の変更を発表した。出場人数80人以下、予選落ちなしの大会を下位15%で終えた選手にはポイントを付与しない。また、対象ツアーで52週間以内に複数回優勝を達成した選手にはボーナスポイントを与える。2024年1月1日から適用する。

出場人数が少なく、予選落ちがない大会としてはPGAツアーが2024年シーズンから導入するシグニチャーイベント(昇格大会)などが対象になる(8試合のうちザ・ジェネシス招待、アーノルド・パーマー招待、ザ・メモリアルトーナメントは予選カットを行うため対象外)。

各ツアーが成績に基づいて出場資格を限定するシーズン最終戦やプレーオフは例外となり、PGAツアーのフェデックスカップ プレーオフシリーズ、DPワールドツアー(欧州ツアー)の「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」、日本ツアーの「日本シリーズJTカップ」などは出場全選手がポイントを獲得する。

マッチプレー競技の初戦敗退やグループステージ全敗選手にもポイント付与がなくなる。

52週間以内の複数回優勝は2勝目で60%、3勝目以上で70%のボーナスを得る(ボーナスは最大4pt)。24年のツアー優勝者は過去52週間以内に勝っていれば、ボーナス付与対象になる。統括団体は「ランキングの高い選手に影響は出ないかもしれないが、ランキングが低い選手は50~100ランク以上のジャンプアップもあり得る」と説明した。

「引き続き、必要に応じて変更を加えていく」とした一方で、言及しなかったLIVゴルフは世界ランク適用対象外のままとなる。

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