餅つき、一年締めくくり 東根、陸自第6師団の年末行事

餅つきで一年を締めくくった年末行事=東根市・陸上自衛隊神町駐屯地

 陸上自衛隊第6師団司令部恒例の「年末行事」が21日、東根市の神町駐屯地で行われ、隊員や協力団体の関係者約60人が餅つきなどで一年を締めくくった。

 隊員や関係者が法被を身にまとい、「よいしょ」のかけ声に合わせて力強くきねを振り下ろした。今年の活動報告では、アフリカ東部のソマリア沖・アデン湾での海賊対処などを担う支援隊の一員として、ソマリアの隣国ジブチに同師団の隊員が派遣されたことなどを紹介した。第6音楽隊による演奏も披露された。

 楠見晋一師団長はあいさつで、鶴岡市西目で昨年暮れに発生した土砂崩れの対応から始まった一年だったことを振り返った。不安定化する国際情勢に触れ、「平時であっても抑止力を高めることが、紛争を起こさせない上で大切だ。令和6年を第6師団が飛躍できる年にしたい」と述べた。

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