藤井聡太八冠の王座就位式 「勝ったのは幸運だった」

将棋の王座就位式で、記念写真に納まる藤井聡太王座。左は日本将棋連盟の羽生善治会長=22日午前、東京都千代田区

 将棋の第71期王座戦5番勝負で勝利し、史上初の全八冠独占を果たした藤井聡太王座(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=の就位式が22日、東京都内で開かれた。謝辞で藤井王座は「(5番勝負の)第3、4局はリードを奪われ、苦しい局面が続いた。その中で勝つことができたのは幸運だったと思う」と述べた。

 今回は王座戦5連覇を狙った永瀬拓矢九段(31)と対戦し、歴史的なシリーズを対戦成績3勝1敗で制した。5番勝負について、藤井王座は「すばらしい舞台で対局できた経験を今後に生かしていきたい」と振り返った。

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