河野太郎行政改革担当相は22日の記者会見で、無駄が指摘される国の基金に関し「定量的な成果目標を設定しない基金は存続させない」と表明した。事業が終了し、管理費のみの支出になっている基金も廃止すると説明した。
「基金は新型コロナウイルス対策で水ぶくれした予算の象徴だ。2023年度内に全基金を厳しく点検する」と強調。22日の閣僚懇談会で各省庁の取り組みを主導するよう要請したと明らかにした。
政府は20日のデジタル行財政改革会議で、基金の見直し方針を決定。基金の期限は予算計上を3年程度とし、終了も10年以内を原則とする内容を盛り込んだ。
