レアル・マドリード、退場者を出しながらも勝利し首位奪還 久保建英のレアル・ソシエダはドロー|ラ・リーガ 第18節 結果まとめ

写真:バスケスの劇的ゴールで首位に返り咲いたレアル・マドリード ©Getty Images

現地時間12月19日から21日にかけて、ラ・リーガ第18節の10試合が行われた。

首位ジローナはアウェーでベティスと対戦。序盤から両チームともに決定機を作る見ごたえのある展開の中、ジローナは36分にペナルティーエリア内でサヴィオが倒されPKを獲得。アルテム・ドフビクがキックを成功させて39分に先制する。後半はベティスが攻勢を仕掛ける中、88分にCKの流れの中からヘルマン・ペッセージャがミドルシュートを突き刺し同点に追いつく。試合はそのままタイムアップを迎え、ジローナにとっては悔しいドローとなった。

2位レアル・マドリードはアラベスとのアウェーゲーム。前半はお互いにチャンスを決め切れず、スコアレスで折り返すと、後半開始早々の52分、ナチョの相手へのチャージにVARが介入し、オンフィールドレビューの結果、一発退場となる。1人少なくなりながらもカウンターで何度かチャンスを作ったレアル・マドリードは後半アディショナルタイム、CKからルーカス・バスケスがヘディングシュートをたたき込み、これが決勝点に。粘り強く勝利を収め、首位に返り咲いた。

ホームにアルメリアを迎えたバルセロナは33分、CKからロナルド・アラウホがヘディングシュートを放ち、相手GKが弾いたこぼれ球をハフィーニャが蹴り込み先制に成功。41分には守備のミスを突かれて同点とされたが、60分にはCKからセルジ・ロベルトがヘディングシュートを決めて勝ち越しに成功。71分には再び守備陣の連携ミスから追いつかれたものの、83分には再びセルジ・ロベルトが躍動。ロベルト・レヴァンドフスキの浮き球パスに抜け出して流し込み、薄氷の勝利を収めた。

久保建英が先発出場したレアル・ソシエダはアウェーでカディスと対戦。58分に久保のクロスからマルティン・スビメンディが左足でボレーシュートを放つもクロスバーを直撃するなど、両チームともにチャンスを作りながらも決め手を欠き、スコアレスドローに終わった。

ヘタフェをホームに迎えたアトレティコ・マドリードは38分、ステファン・サヴィッチが退場となって1人少ない状況に追い込まれながら、44分にアントワーヌ・グリーズマンがボレーシュートを決めるなど、69分までに3-1とリードする。しかし終盤、ヘタフェが猛攻撃を仕掛け、87分にオスカル・ロドリゲスのゴールで1点差に追い上げると、後半アディショナルタイムには相手のハンドで得たPKをボルハ・マジョラルが冷静に沈め、3-3の引き分けに持ち込んだ。

バレンシアはラージョ・バジェカーノに1-0で勝利。キケ・フローレス監督の初陣となったセビージャは、グラナダとのアウェーゲームを3-0で制した。49分にはセルヒオ・ラモスがセビージャ復帰後のリーグ戦初ゴールを記録している。アスレティック・ビルバオは後半アディショナルタイムにウナイ・ゴメスがダイビングヘッドを叩き込み、ラス・パルマスから劇的勝利を収めている。

セルタをホームに迎えたビジャレアルは48分までに3点をリード。その後、2点を奪われたが逃げ切りに成功し3-2で勝利した。マジョルカもオサスナに3-2で勝利している。

◉ラ・リーガ 第18節 結果
ラージョ・バジェカーノ 0-1 バレンシア
アトレティコ・マドリード 3-3 ヘタフェ
グラナダ 0-3 セビージャ
バルセロナ 3-2 アルメリア
アスレティック・ビルバオ 1-0 ラス・パルマス
ビジャレアル 3-2 セルタ
ベティス 1-1 ジローナ
カディス 0-0 レアル・ソシエダ
マジョルカ 3-2 オサスナ
アラベス 0-1 レアル・マドリード

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