BMW、ヨシムラ離脱のギュントーリをEWCで起用。スミスとともにSBKとEWCのテストライダーとして加入

 BMWは、12月初旬にBMWモトラッドモータースポーツの活動においてプレスリリースを2通発行して、シルバン・ギュントーリとブラッドリー・スミスをテストライダーに就任させたことを発表した。また、FIM世界耐久選手権(EWC)においてはマーカス・ライターベルガーとイルヤ・ミハルチクを継続させてテストも務めるギュントーリをレースでもエントリーさせる。

 BMWモトラッドモータースポーツはファクトリーライダーとして、テストチームにスズキMotoGPやヨシムラSERT MotulでEWCを戦ったギュントーリ、MotoGPも経験したスミスを起用。ふたりはスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)とEWCで使用するM1000RRの開発を進めていく。

BMWに加入するブラッドリー・スミス

 また、EWCにおけるライダーラインアップも明かしている。ジェレミー・ガルノニがKM99へと移籍することからシートがひとつ空くが、ライターベルガーとミハルチクが継続して、空いたシートにはギュントーリが入ることになった。ギュントーリはテストとレースの両方の役割を担う。

 また、WorldSBKに参戦するBMWのライダーは、既報の通りトプラク・ラズガットリオグルとマイケル・ファン・デル・マーク(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)、ギャレット・ガーロフとスコット・レディング(Bonovo Action BMW)の4名だ。

 2023年のEWCでは3つの24時間耐久レース全てで表彰台を獲得したBMWワークス。2024年はWorldSBKとEWCの両方でさらに体制を強化してチャンピオンを目指していく。

2023EWC:BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM

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