ドジャース・山本由伸の契約詳細が徐々に明らかに 後払いはなし

ドジャースと12年3億2500万ドルという超大型契約で合意したことが報じられている山本由伸だが、契約条件の詳細が徐々に明らかになってきた。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、3億2500万ドルのうち5000万ドルは契約ボーナスとして支払われるという。また、米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、山本の契約には後払いは含まれていないようだ。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は山本の契約が身体検査の結果待ちであることを伝えている。

MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は、ドジャースと山本の契約合意のニュースを受け、様々なデータを紹介している。まず、12年契約はブライス・ハーパー(フィリーズ)の13年契約に次いで史上2番目に長いFA契約に。また、フルタイムの投手が10年以上の契約を結んだのは、FA制度初期の1977年に10年契約を結んだウェイン・ガーランドだけであり、12年契約は投手史上最長記録となる。

さらに、ラングス記者は「同じチームで2人の日本人投手が同じシーズンに150奪三振以上を記録したことはない」というデータを紹介。2025年には大谷翔平の投手復帰が予定されており、山本と大谷が2人揃って150個以上の三振を奪うと史上初の快挙となる。いずれは2人揃ってのシーズン200奪三振も期待できるだろう。

最後に、ラングス記者はドジャースで日本出身の選手が放った本塁打数に注目。野茂英雄が4本放っているほか、前田健太と石井一久も1本ずつ放っている。最多記録保持者は現監督のデーブ・ロバーツ(沖縄出身)で7本。ラングス記者は「大谷は自分の監督の記録を塗り替えることになる!」と興奮気味に伝えている。

各シーズンの年俸など、さらに詳細な契約条件は今のところ不明。身体検査を経て、正式に契約が発表されたあと、より具体的な契約条件が明らかになりそうだ。

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