意味不明なことをつぶやく弟 いきなりナイフで兄を突き刺す 「TALK TO ME」本編映像

2023年12月22日より劇場公開されている、A24ホラーで最高の興行収入”を記録した映画「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」の、本編冒頭映像が公開された。

本編冒頭映像で描かれるのは、あるコミュニティで起こった惨劇の様子。夜、ひとりの若者が連絡の取れない弟を探してある豪邸にやってくる。そこでは若者たちだけの危険なパーティーが開かれていた。ようやく弟の居場所を突き止めた若者がドアを破って中に入るが、弟ダケットは「奴らがいる」「“お前は大勢殺す”と親父が」と意味不明なことをつぶやくばかりで、ふたりの会話はかみ合わない。たくさんのスマホが向けられる中、ダケットはナイフでいきなり自分の兄を刺してしまい、好奇心のざわめきは恐怖の悲鳴に変わるのだった。

監督を務めたダニーとマイケルのフィリッポウ兄弟は、「『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』は、10代の若者が自分の感情をどう対処したら良いのか分からず葛藤し、そのはけ口を見つけようとして混乱する姿を真摯に描いています。僕たちがこの作品をデビュー作にしたいと思ったのは、これが現在の僕たちの世界に最も近い物語であり、それを表現したいと思ったからです」と映画のテーマを説明している。

「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」は、母を亡くした女子高校生がSNSで流行している「#90秒憑依チャレンジ」に参加し、そのスリルと快感にのめり込んでしまったことから、かつてない事態に発展していくという内容の作品。監督は、本作で長編映画監督デビューを果たしたダニー&マイケル・フィリッポウ兄弟。人気YouTuberでもある2人のチャンネル「RackaRacka(ラッカラッカ)」は、ブラックでとがったコメディなどで高評価を集め、すでに「ストリートファイター」の実写映画化を手掛けることも決定している。

【作品情報】
TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー
2023年12月22日(金)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給:ギャガ
© 2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival, Screen Australia

© 合同会社シングルライン