正月用の“宇治飾り”づくり サカキやマツなど縁起のいい常緑樹を束ねて 今では作り手が91歳男性1人

三重県伊勢市で、伝統的な正月飾りの「宇治飾り」づくりが行われました。

「宇治飾り」は、伊勢神宮内宮のある伊勢市宇治地区に古くから伝わる正月飾りで、田んぼが少なかったこの地区では稲わらを手に入れることが難しかったため、サカキやマツなど縁起のよい常緑樹を束ねて作られます。

今では作り手が森田和夫(もりた かずお)さん91歳一人だけになり、12月21日は宇治地区にある商業施設「おかげ横丁」の従業員が、森田さんから作り方を教わりながら約60個を作りました。

完成した「宇治飾り」は、おかげ横丁の屋台で販売されます。

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