ソーセージ研究で全国大会好成績 花巻農高・食農科学科

全国大会で好成績を収めた花巻農高食農科学科ソーセージ研究班の生徒たち

 岩手県の花巻農高(小船光浩校長、生徒264人)食農科学科ソーセージ研究班(千田玲那班長、14人)の取り組みが全国大会で好成績を収めた。先輩から研究を引き継ぎ、ソーセージの長期保存を可能にする食材の抗菌力の調査を深化。磨きをかけた内容で、地域や商品の魅力を発信した。

 第12回イオンエコワングランプリ最終審査会(東京、9日)の研究・専門部門で最高賞に次ぐ環境大臣賞を受賞。第74回日本学校農業クラブ全国大会(10月、熊本県)のプロジェクト発表会(Ⅱ類開発・保全・創造)では、3年連続の優秀賞を受けた。

 同班は規格外の北上市の「二子さといも」、花巻市の白金豚を使ったソーセージ開発を進め、4年目。遠野市で生産されるホップの毬花(きゅうか)に抗菌力があることを先輩から受け継ぎ、含まれる成分「ルプリン」の抗菌作用を検証した。

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