国税庁幹部、女性記者にセクハラ 懇親会で性的言動、減給処分

国税庁

 国税庁は22日、懇親会で報道機関所属の女性記者に性的な言動を繰り返すセクハラをしたとして、50代の男性幹部職員を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。

 国税庁によると、男性幹部は本庁課室長級だった7月下旬、女性記者と国税庁職員ら計4人で開いた懇親会で飲酒した際、記者に性的な言動を繰り返した。11月下旬に所属先の報道機関から被害の申し出があり発覚。男性幹部は調査にセクハラの事実を認めた。

 記者側は「二度と同様の事態が発生しないよう、セクハラは被害を受けた側の尊厳を奪う許されない行為だと広く知ってほしい」として公表を望んだという。

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