猪名川町議が飲酒し町の会議を傍聴 「生中3杯頂いた」SNS投稿で発覚 規定違反、「完全に失念」と謝罪

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 兵庫県猪名川町議会の末松早苗議員(61)が、12月19日に同町役場で開かれた会議を飲酒した状態で傍聴していたことが分かった。「酒気を帯びていると認められる者は傍聴できない」との会議規定に違反しており、末松議員は神戸新聞の取材に「(規定を)完全に失念していた」と話した。

 末松議員は19日午前、川西市内であった歴史研究会講座に講師として出席。午前11時ごろから約3時間、講座の関係者らと食事したという。電車とタクシーで同町役場に移動した後、午後3時ごろから町地域公共交通会議を傍聴していた。

 講座後、自身の交流サイト(SNS)に「生中ビール3杯を頂いた」などと投稿していたことから違反が発覚し、批判の声が上がっていた。末松議員は20日に宮東豊一議長から口頭で厳重注意を受け、「軽はずみだった。申し訳ない」と謝罪したという。(貝原加奈)

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