気象庁は22日、2023年の天候まとめ（速報値）を発表し、年平均気温が11月末時点で平年値（20年までの30年平均）を1.34度上回り、1898年の統計開始以降で最も高くなる見通しを示した。地点別では、全国153のうち7割超に当たる111が今月20日時点で過去最高を更新していることを明らかにした。
日本近海の海面水温も11月末時点で平年より1.07度高く、1908年の統計開始以降最高だった21年のプラス0.74度を上回る見込み。気象庁の平井雅之気候情報調整官は「今年は高温のレベルがこれまでと違い歴史的。温暖化が進行すると、こうした気温が当たり前になると指摘されている」と語った。
