楽しみながら学べる冬休みのおすすめスポット 旅気分を体験できる立川市の「南極・北極科学館」

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は子どもが楽しみながら学べるおすすめスポットを紹介する冬休み特別企画で「南極・北極科学館」や、今年度の「都市の事前復興シンポジウム」参加者募集を紹介しました。

◆南極・北極科学館

子どもの好奇心・探究心を刺激し、楽しみながら学べるおすすめスポットを紹介する冬休み特別企画。
最終回は、極地への旅気分を体験できる施設です。

(杉浦みずきキャスター)「立川市にある、南極・北極科学館にやってきました。どんな科学館なのか、楽しみですね。では、さっそく行ってみましょう!」

今年、創立50周年を迎えた、国立極地研究所。その施設内に、南極・北極科学館があります。南極観測隊としても活躍された、極地研究所の熊谷さんに案内してもらいました。
ここでは、南極・北極で行われている観測や研究について、実際に使われたものや資料を展示し、紹介しています。

(国立極地研究所 広報室 熊谷宏靖室長)「南極大陸ってものすごく広いんですけど、日本の何倍ぐらいあると思いますか?」
(杉浦みずきキャスター)「えっ、想像もつかない。たぶん、日本は相当、小さいですよね?」
(国立極地研究所 広報室 熊谷宏靖室長)「日本の約37倍の大きさといわれている」

そんな南極大陸を覆う氷の実物に触れることができます。

(国立極地研究所 広報室 熊谷宏靖室長)「触っていただけます」
(杉浦みずきキャスター)「冷たい」
(国立極地研究所 広報室 熊谷宏靖室長)「見た目が(普通の氷と)ちょっと違いませんか?」
(杉浦みずきキャスター)「細かくプツプツと、気泡みたいなものが」
(国立極地研究所 広報室 熊谷宏靖室長)「そうですね。氷の中には、雪が降った当時の空気が閉じ込められたということになります。研究するときには長いドリルを使って、南極の氷床を上からくり抜いて、氷のサンプルから中の空気を取り出して。今まで、最大で72万年を遡ってるんですが、過去の大気を取り出して、気候変動がどういう状況だったのかを研究している」

過去の地球環境を読み解くことで、未来の気候変動の予測に役立てられます。

(国立極地研究所 広報室 熊谷宏靖室長)「雪上車です」
(杉浦みずきキャスター)「すごい」

日本が1968年に陸路で南極点到達を目指したときに使われた雪上車。観測隊は、この雪上車で、昭和基地と南極点の往復約5,000kmを、5カ月かけて移動しました。

(杉浦みずきキャスター)「想像を絶するくらい過酷な調査。本当に、命懸けみたいな感じ」

オーロラシアターでは、研究員が南極・北極で撮影した本物のオーロラの映像を見ることができます。

(杉浦みずきキャスター)「すごい。自然にできているものとは思えないような光ですね」
(国立極地研究所 広報室 熊谷宏靖室長)「南極・北極の研究というのは、地球全体のこと、あるいは私たちの生活にも実際に関わってくることが多くありますので、我々の近くにあることともつなげて、考えてみてもらうといい」

厳しくも美しい極地体験を、東京でしてみるのはいかがでしょうか。
南極・北極科学館は、年末は12月28日(木)まで、年始は1月4日(木)から開館します。

関連リンク
https://www.nipr.ac.jp/science-museum/

◆都市の事前復興シンポジウム

東京都は、今年度の「都市の事前復興シンポジウム」の参加者を募集しています。

「都市の事前復興シンポジウム」は、東京に大規模な震災などが発生した際の都市復興を円滑に進めるため、被災後の復興まちづくりのあり方について都民とともに考える機会として開催されています。

1月17日(水)午後2時~5時15分に、都庁第一本庁舎5階の大会議場、およびオンライン配信で行われます。

いずれも参加は無料ですが、事前申し込みが必要です。

1月12日(金)までに、申込フォームからお申し込みください。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/12/14/12.html

番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:杉浦みずき、白戸ゆめの
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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