桜井玲香、工藤遥、稲葉友ら「夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2」のレギュラーキャストが決定

テレ東ほかで2024年1月9日にスタートする「夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2」(火曜深夜0:30)のレギュラーキャストが発表され、ドラマを象徴するティザー映像も公開された。

三田たたみ氏の原作で、株式会社アップクロスが作画を担当する漫画「夫を社会的に抹殺する5つの方法」は、23年1月期の実写ドラマ化後、縦読み漫画としては異例のヒットを記録。夏からは続編の配信がスタートした。先の見えない展開、謎の仮面の男からの指示、痛快な復讐(ふくしゅう)とさまざまな要素が絡み合い、女性層を中心に圧倒的な支持を受けている。今年1月期に放送し好評を博した、馬場ふみかと野村周平が夫婦役を演じたSeason1に続く、Season2ではキャストを一新。脚本・監督を務めた上村奈帆氏をはじめ、前作のスタッフが再集結し、世界観をさらにパワーアップさせ、別の家庭の、別の夫に対する“社会的な復讐”を通して社会問題に鋭く切り込んでいく。

専業主婦・日野美咲(高梨臨)は、漫画家の夢を諦め有名な漫画編集者である夫・透(栁俊太郎)と重度の小麦アレルギーを抱えた5歳の息子・優斗(近江晃成)と暮らしていた。透はルックスのよさからテレビ出演も多く、周りからはうらやましがられることが多い美咲。そんな中、美咲は街で漫画の新人賞募集のチラシを見かけて、また描きたいという思いに駆られる。そんな中、優斗を透に預け買い物をしていると、透から連絡が入る。優斗が持病のアナフィラキシーショックを起こして意識不明になったという。美咲は慌ててスマートフォンに入れている見守りアプリを見ると、優斗が倒れていた――。美咲は、最愛の息子の死をきっかけに、夫と自分の問題を直視。大きな愛が社会的な制裁へと変化していく中で、自他と向き合い人生を見つめ直していく、ただの復讐劇ではない「再生」の物語が展開する。

桜井玲香が扮(ふん)するのは、透の不倫相手で美咲に対して圧力をかける愛原瑠香。今どきの自立した強い女性で、結婚や出産には興味がないと口にしているが、30歳を目前に今のままでいいのか漠然とした不安を抱えている。

桜井は「Season1では衝撃的な展開の連続で、爽快感と共感性羞恥の狭間で作品の世界観に引き込まれました。今回新たなシリーズとなって再び帰ってくること、一視聴者としてもとても楽しみです。作品とは真逆の温かい現場の中で、楽しみながら撮影していきたいと思います」と意気込む。

そして、美咲の妹・清水香奈子を工藤遥が演じる。思ったことを素直に表現できない美咲のよき相談相手で、由緒正しい日野家にばかり顔を出している美咲のことを心配している。

工藤は「高梨臨さん演じる美咲の妹です。お姉ちゃんのためなら危ない橋も渡る、純粋な気持ちで支え、協力していますが、果たしてそれが本当にお姉ちゃんのためなのかは分からないな、と痛感しています。物語からは想像ができない、ほのぼのとした空気の撮影現場で、監督をはじめすてきなお人柄の方ばかりで楽しい半面、『オトサツ』の世界に引っ張られ、『これが表の顔だったら…』と無駄な想像をしました!(笑)。ぜひ、存分に考察しながら楽しんでいただけたらと思います」と役どころと共に、作品の楽しみ方を紹介。

市村優汰が担うのは、美咲と透が暮らす家の隣に住む不登校の高校生・早川周役。幼い頃から優斗の面倒を見ていたが、エリート思考の両親の下、有名私立進学校へ進学するも、入学早々に不登校になっている。

市村は「僕が演じる早川周は引きこもりの役ですが、自分に似ているところを探しつつ台本を読ませてただきました。全体を通して気持ち的に重なる部分もあり、役づくりに生かすことができました。作品の見どころとして、ドロドロとした人間関係がどうなっていくのか、復讐劇ならではの爽快感も併せて楽しんでいただきたいです。初のレギュラードラマの出演になるので、毎週見ていただけるとうれしいです!」とアピールしている。

稲葉友は、週刊誌の記者で透を執拗(しつよう)に追いかける樫原虎太郎役を務める。透を追いかけていることもあり、正体を隠して美咲に近づいていく。美咲とは透の不倫のことについて、情報交換を行う仲になる。

「満ち足りた幸せから目をそらしたくなるほどの絶望、そこから人のエゴや憎悪が渦巻くサスペンスが展開されていきます。遠くにあるようで身近に感じる恐怖をスリリングに楽しんでもらえる作品になると思いました」と明かす稲葉は、「樫原という役は謎多き人です。そんな人間の内に秘めたもの、そこから漏れ出るもの、そしてどのようにして物語に影響を与えてくるのか、注目していただけたらと思います」と役柄に触れ、期待感をあおっている。

さらに、藤田朋子が、透の母・日野真澄美を演じる。孫の優斗をとてもかわいがっていて、アレルギーなどに配慮したご飯を手作りするなど、その溺愛ぶりは顕著。優しくて明るい義母だったが、嫁の理想像が強く、美咲に厳しく注意したり指導をすることが多い。

藤田は「私は孫を溺愛する、ばあば。孫の優斗役の近江晃成くんは天使のようにかわいくて、物語の真ん中に、この天使がいるのは、ご覧になる皆さまにとっても胸が苦しくなるポイントではないでしょうか。それにしても『うちの息子はどうしてこんなことになっちゃったのかしら』と、佐戸井けん太さんと話しています。透と美咲さんがどうなってゆくのか。ハラハラしながらご覧いただけたらと思います」と見どころを語っている。

そして、佐戸井けん太が透の父・日野聡一郎役に配された。1代で財を成した実力者で、義理の娘にあたる美咲に対して優しく接するも、妻の真澄美には頭が上がらない一面も。

佐戸井は「『オトサツ』撮影絶好調です。演じてる本人がこう言うのも何ですが、ひどい両親です。義父の聡一郎(私の役です)の言葉も美咲さんの耳には鬼畜のセリフに聴こえているのでしょう。あれじゃ美咲さんがかわいそう!! 『悪いのはお前たちの息子だよ!』と心の中でツッコミながら芝居してます。さて、夫を社会的に抹殺することはできるのでしょうか? そしてその後には何が残るのでしょうか? 最終回まで、ぜひ見届けてください!」と熱く呼び掛けている。

今年1月期に放送され好評を博した前作「夫を社会的に抹殺する5つの方法」Season1は、見逃し配信の再生数(1週間)が全話100万回(ビデオリサーチ調べ)を超え、テレ東の番組エピソード別再生数が歴代トップ10に6本ランクインするなど、配信を中心に話題を集めた。年末には、Season2のスタートを前に、地上波で前作の再放送が決定した。第1・2話は12月28日(深夜3:10)、第3〜6話は29日(深夜2:35)、第7・8話は30日(深夜1:35)、第9話・最終話は31日(午前4:00)にオンエア。なお、TVerでも順次再配信される。

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